日経平均は反発、買い戻し一巡後は上値重く

終値は87円高の1万9379円

ロイター
5月8日、東京株式市場で日経平均は反発。前日の大幅な下げの反動などを背景に買い戻しが広がった。メガバンクの堅調さが目立ち、投資家心理の改善につながったほか、好業績銘柄への物色も強まった。都内で1月撮影(2015年 ロイター/Issei Kato)

[東京 8日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反発。前日の大幅な下げの反動などを背景に買い戻しが広がった。メガバンクの堅調さが目立ち、投資家心理の改善につながったほか、好業績銘柄への物色も強まった。もっとも今晩発表の4月米雇用統計を見極めたい投資家も多く、買い戻し一巡後は上値の重さが意識された。

前日の米国株式市場で主要株価3指数がそろって反発した流れを引き継ぎ、東京市場は朝方から堅調に推移した。5月限日経平均オプションの最終決済に関わるSQ(特別清算指数)算出値が1万9270円79銭となり、同値を上回って推移したことも買い安心感につながったという。

日経平均は後場に一段高となり、一時166円高の1万9458円まで上昇した。後場に発表された決算などを評価し、富士重工業<7270.T>三菱重工業<7011.T>などが上げ幅を拡大。中小型の好業績株にも物色が広がり、東証1部の7割弱が値上がりした。TOPIXの上昇率は0.83%と日経平均の同0.45%を上回った。

ただ重要イベントを控え、大引けにかけて指数はやや伸び悩んだ。「金融株が買われているなかで、低位の材料株に幕間つなぎ的な買いが入っている。指数の上昇はあや戻しの範囲内であり、今晩の米雇用統計を確認しないと方向感は出にくい」(いちよし証券・投資情報部課長の及川敬司氏)との声があった。

個別銘柄では、ヤマダ・エスバイエルホーム<1919.T>が年初来高値を更新。ヤマダ電機<9831.T>ソフトバンク<9984.T>が7日、資本業務提携を結んだと発表。ヤマダ電機は、ICT(情報通信技術)を活用してスマートハウス事業などを強化するとしており、ヤマダ電機傘下のハウスメーカーである同社に思惑的な短期資金が向かっている。

半面、住友ゴム工業<5110.T>が反落。7日に発表した第1四半期(1─3月)連結決算が、前年同期比2.9%減収、同34.4%営業減益となり、嫌気された。主力のタイヤ事業において販売環境が悪化し販売数量が下回ったためとしている。

東証1部騰落数は、値上がり1272銘柄に対し、値下がりが516銘柄、変わらずが94銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      19379.19 +87.20

寄り付き    19315.63

安値/高値   19302.71─19458.75

TOPIX<.TOPX>

終値       1587.76 +13.12

寄り付き     1576.78

安値/高値    1574.62─1592.59

東証出来高(万株) 256526

東証売買代金(億円) 28001.7

(杉山容俊)

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