日経平均は大幅続伸、欧米株高で買い安心感

前場終値は245円高の1万9624円

ロイター
5月11日、前場の東京株式市場で日経平均は大幅続伸。4月米雇用統計の内容を好感し前週末の欧米株が大幅高となったことを受け、幅広い銘柄に買いが先行した。2013年12月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 11日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は大幅続伸。4月米雇用統計の内容を好感し前週末の欧米株が大幅高となったことを受け、幅広い銘柄に買いが先行した。上げ幅は一時300円を超えたが、買い一巡後は企業の決算発表や、きょう行われるユーロ圏財務相会合の結果を見極めたいとして高値圏でもみ合う展開となった。

8日に発表された4月の米雇用統計は経済に勢いが戻りつつあることを示唆する一方、米早期利上げ観測が浮上するほどの強い内容ではなかったため、超低金利が当面続くとの見方が広がり、欧米株の押し上げ要因となった。10日発表された中国の利下げも、市場の追い風になるとみられたが、上海、香港などの株式市場は小幅高にとどまり、前引けにかけて日経平均の上昇ピッチも鈍化した。

市場では「中国政府が急速な株高に警戒感を持っていることもあり、利下げが株高に単純に結びつくわけではない。日経平均は25日移動平均線に接近し利益確定売りも出ている。東芝<6502.T>のような有力企業が決算を発表できない事態になったことも投資家心理を冷ました。ギリシャ支援問題を協議する今晩のユーロ圏財務相会合を控えて、一段の上値は買いにくい」(みずほ証券ストラテジストの永田尋嗣氏)との声が出ていた。

個別銘柄ではホシデン<6804.T>が年初来高値を更新した。8日、自己保有株を除く発行済株式総数の3.16%にあたる200万株、取得総額16億円を上限とする自社株買いを実施すると発表し、材料視された。半面、シャープ<6753.T>が急落し、一時ストップ安まで売られた。大幅な減資を検討していると報じられたことが嫌気された。

東証1部の騰落数は、値上がり1441銘柄に対し、値下がりが335銘柄、変わらずが103銘柄だった。

日経平均<.N225>

前場終値 19624.51 +245.32

寄り付き 19637.58

安値/高値 19586.81─19679.63

東証出来高(万株) 164002

東証売買代金(億円) 14787.57

(河口浩一)

ReutersCopyright
copyright (C) 2017 Thomson Reuters 無断転載を禁じます

ページトップ