米株反落、ギリシャ・中国懸念や原油安が重し

ダウは85ドル安の1万8105ド ル

ロイター
 5月11日、米国株式市場は反落。ギリシャ債務問題や中国の景気鈍化をめぐる懸念が重しとなった。ニューヨーク証券取引所で8日撮影(2015年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 11日 ロイター] - 11日の米国株式市場は反落。ギリシャ債務問題や中国の景気鈍化をめぐる懸念が重しとなった。また、原油価格の下落に追随し、エネルギー株に売りが出た。

ダウ工業株30種<.DJI>は85.94ドル(0.47%)安の1万8105.17ド ル。

ナスダック総合指数<.IXIC>は9.98ポイント(0.20%)安の4993.57。

S&P総合500種<.SPX>は10.77ポイント(0.51%)安の2105.33。

ギリシャ財務省当局者は12日が期限の約7億5000万ユーロの国際通貨基金(IMF)融資を返済したと明らかにした。しかし対ギリシャ金融支援を協議する欧州連合(EU)のユーロ圏財務相会合は決定を見送り、投資家は欧州情勢に悲観的だ。

中国経済については、10日の追加利下げ発表で成長鈍化が浮き彫りになったと受け止められた。

原油は、米シェール・オイルの生産に回復の兆しが出ていることで小幅安。

S&P500種の主要セクター別指数は10種すべてが下落。エネルギー指数<.SPNY>は2.05%下げた。

ファー・ミラー・アンド・ワシントンのマイケル・ファー社長は「投資家の不安の水準を考えれば、この日は売りは穏やかだった」と話した。

米国株は前週末に4月の米雇用統計を好感して大幅上昇し、割高感が強まっている。トムソン・ロイター・スターマインのデータによると、S&P500種構成銘柄の業績予想に基づく株価収益率(PER)は17倍で、過去10年間の中央値の平均である15倍を上回っている。

個別銘柄ではアップルが1.02%下落。中国でスマートフォンの出荷台数が前年比で6年ぶりに減少したとの調査会社の発表が重しになった。

米石油・天然ガス生産のノーブル・エナジーが20億ドルでの買収を発表した同業のロゼッタ・リソーシズは27.19%高騰。一方ノーブルは6.21%安で終わった。

BATSグローバル・マーケッツによると、米取引所の合算出来高は約56億株で、 直近5営業日の平均である68億株を下回った。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所が下げ1983で上げ1071(比率は1.85対1)。ナスダックは上げ1442で下げ1303(1.11対1)と、上げが下げを上回った。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>

終値         18105.17(‐85.94)

前営業日終値    18191.11(+267.05)

ナスダック総合<.IXIC>

終値         4993.57(‐9.98)

前営業日終値    5003.55(+58.01)

S&P総合500種<.SPX>

終値         2105.33(‐10.77)

前営業日終値    2116.10(+28.10)

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