日経平均は反発、欧米株高を受け主力株に買い

前場終値は99円高の1万9669円

ロイター
5月15日、前場の東京株式市場で日経平均は反発。前日の米S&P総合500種が終値で過去最高値を更新するなど欧米株が上昇したことを受け、主力株を中心に買いが先行した。写真は、都内の株価ボード、1月撮影(2015年 ロイター/Issei Kato)

[東京 15日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反発。前日の米S&P総合500種<.SPX>が終値で過去最高値を更新するなど欧米株が上昇したことを受け、主力株を中心に買いが先行した。

日経平均は一時180円高となったが、上値を買い進む投資家が乏しく、次第に伸び悩む展開。欧米金利の上昇は一服したものの、依然として不透明感が強いとして、買い手控えにつながっているという。

日経平均は25日移動平均線(1万9775円97銭=15日前場)が上値抵抗ラインとして意識され、朝方の買い一巡後は戻り待ちの売りなどで上げ幅を縮小した。三菱UFJ<8306.T>が下げに転じるなど銀行株が伸び悩み、指数の上値を押さえた。国内企業決算を受けて、個別株では売買が活発だが、全般相場の方向感は見えづらいと指摘されている。

ドラギECB(欧州中央銀行)総裁の発言などを受けて、欧米の債券利回りが低下したが、市場では「欧米金利の上昇に歯止めがかかるかどうかはまだ判断しづらく、日本株の上値を買える状況ではない」(内藤証券・投資調査部長の田部井美彦氏)という。もっとも「自動車や半導体関連の機械、ゲームなど業種別では有望なところもあり、次第に選別物色が強まる」(同)とみていた。

個別銘柄では、電通<4324.T>が東証1部値上がり率上位に浮上。14日、2015年12月期(決算期変更で4─12月の変則決算)の年間配当金を70円と前期から増額するほか、自己保有株を除く発行済株式総数の1.39%にあたる400万株、取得総額200億円を上限とする自社株買いを実施すると発表し、材料視された。

半面、ニコン<7731.T>が大幅安。14日に発表した2016年3月期連結業績予想で営業利益が前期比30.9%減の300億円を見込み、嫌気売りが優勢となった。また新たな中期経営計画を公表したシャープ<6753.T>は、事業の先行き懸念から軟調に推移した。

東証1部の騰落数は、値上がり1140銘柄に対し、値下がりが602銘柄、変わらずが137銘柄だった。

日経平均<.N225>

前場終値 19669.91 +99.67

寄り付き 19693.17

安値/高値 19649.19─19750.76

東証出来高(万株) 132752

東証売買代金(億円) 12554.67

(杉山容俊)

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