米株横ばい、FOMC議事要旨で利上げ観測に変化なく

ダウは26ドル安の1万8285ドル

ロイター
 5月20日、米国株式市場は、ほぼ横ばいで終了した。米利上げ時期をめぐる市場の観測に特に変化はなかった。2014年10月撮影(2015年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 20日 ロイター] - 20日の米国株式市場は、ほぼ横ばいで終了した。米連邦準備理事会(FRB)が午後に公表した4月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は6月の利上げの公算が小さいことを示唆。利上げ時期をめぐる市場の観測に特に変化はなかった。

ジャニー・モンゴメリー・スコット(フィラデルフィア)の首席投資ストラテジスト、マーク・ルスキーニ氏は「FRBは、マーケットが既に想定しているのとは何か違うことをするという具体的な証拠は示さなかった。このため、結果的には金融市場に穏やかな影響しか与えなかったと思う」と話した。

ダウ工業株30種<.DJI>は26.99ドル(0.15%)安の1万8285.40ドル。

ナスダック総合指数<.IXIC>は1.71ポイント(0.03%)高の5071.74。

S&P総合500種<.SPX>は1.98ポイント(0.09%)安の2125.85。

S&P500種指数では、0.4%下落した工業株<.SPLRCI>が主導する形で主要10業種中5業種が値下がりした。

個別銘柄では、旅客キロ数が減少するとの四半期見通しを公表したサウスウエスト航空が9.1%安で終え、航空株を押し下げた。 ダウ・ジョーンズ運輸株平均<.DJT >は2%下落。

為替相場の不正操作をめぐり、計60億ドルの罰金を科された大手銀行4行のうち、シティグループとJPモルガン・チェースはともに0.8%安をつけた。

FRBはおおむね年内に利上げに踏み切ると予想されているが、行動に出る時期について市場がやきもきする状態が続いている。

ロイターが18日に実施したエコノミスト調査では、現時点で大半が利上げの開始時期について確信が持てずにいるが、依然として予想中央値は第3・四半期に動き出すことを示唆している。

第1・四半期の米国経済は成長ペースが鈍化したが、最近の経済指標はまちまちとなっている。消費や企業の投資、製造業関連のデータは経済が不振にあえいでいることを示唆しているが、住宅着工は強めの結果となった。

騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が上げ1571で下げ1426(比率は1.10対1)、ナスダックは下げ1386で上げ1369(1.01対1)だった。

BATSグローバル・マーケッツのデータによると、米取引所の合計出来高は約58億株で、今月の平均である63億株を下回った。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>

終値         18285.40(‐26.99)

前営業日終値    18312.39(+13.51)

ナスダック総合<.IXIC>

終値         5071.74(+1.71)

前営業日終値    5070.03(‐8.41)

S&P総合500種<.SPX>

終値         2125.85(‐1.98)

前営業日終値    2127.83(‐1.37)

 

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