日経平均は5日続伸、円安で輸出株上昇 利益確定売りで伸び悩む

前場終値は93円高の2万289円

ロイター
5月21日、前場の東京株式市場で日経平均は5日続伸。ドル高/円安の進行を支えに主力輸出株が堅調に推移し、前日に続き取引時間中の年初来高値を更新した。ただ直近の急ピッチな上昇を背景に、高値圏では利益確定売りが広がったほか、日銀の金融政策決定会合の結果発表を翌日に控え、様子見姿勢も強まった。写真は、東証、2014年4月撮影(2015年 ロイター/Issei Kato)

[東京 21日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は5日続伸。ドル高/円安の進行を支えに主力輸出株が堅調に推移し、前日に続き取引時間中の年初来高値を更新した。ただ直近の急ピッチな上昇を背景に、高値圏では利益確定売りが広がったほか、日銀の金融政策決定会合の結果発表を翌日に控え、様子見姿勢も強まった。

外為市場でドル/円が121円台前半まで強含んだことを背景に、トヨタ<7203.T>をはじめとした輸出関連株に買いが入ったほか、ファナック<6954.T>の上昇も指数を下支えした。翌日の日銀金融政策決定会合の結果発表をにらみ「短期筋の仕掛け的な動きが広がりやすい」(国内証券)と一部でみられていたなかで、保険業、証券、銀行といった金融関連の一角がしっかり。前日後場に続き不動産株も強含む動きをみせた。

日経平均、TOPIX、JPX日経400<.JPXNK400>ともにそろって年初来高値を更新となったが、直近で日本株は上昇ピッチを速めていたこともあり「さすがに上値は重くなる。押し目がないなかで物色対象も出遅れ銘柄などに絞られつつある」(岩井コスモ証券・投資調査部副部長の有沢正一氏)との声が出た。

一方、取引時間中にHSBC/マークイットが発表した5月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は49.1。3カ月連続で景況改善と悪化の節目である50を下回ったものの「株式市場では目立った反応はみられない」(国内証券)と、日経平均は高値圏でもみ合いを続けた。

個別銘柄では住友精密工業<6355.T>が急伸。21日、エアバスの新型旅客機「A330neo」に搭載予定のエンジンについて、開発を手掛ける英ロールス・ロイスと熱交換器の設計・開発・製造などのプロダクトサポートを行う契約を締結したと発表し、材料視された。

半面、三協立山<5932.T>が大幅安。20日、転換社債型新株予約権付社債(CB)を総額150億円発行すると発表した。株式への転換に伴う潜在的な希薄化を懸念した売りが出た。
東証1部の騰落数は、値上がり876銘柄に対し、値下がりが844銘柄、変わらずが162銘柄だった。

日経平均<.N225>

前場終値 20289.67 +93.11

寄り付き 20215.46

安値/高値 20210.72─20298.19

東証出来高(万株) 125371

東証売買代金(億円) 13728.18

(長田善行)

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