「医療効率化」で爆騰しそうな銘柄はコレだ!

医療ネット、ロボット、バイオシミラー…

「医療の効率化」は医療費圧縮につながる可能性がある

 日本の医療分野では高齢化の進展に伴い、新たな問題が浮上している。高齢者の増加により医療需要が拡大する中で、少子化による医療収入減が医療財政を逼迫させているのだ。若年層の非正規雇用の増加による医療保険加入者の減少もボディブローのように財政悪化を加速させる。

 高度医療の浸透が支出増を加速しているのは事実だ。しかし、「医療問題の解決なくして日本の明日はなし」。医療分野の技術革新は単に負担増となるばかりではない。医療の課題解決の糸口になる可能性も併せ持つ。

 キーワードは「医療の効率化」。効率化の進展によって医療費を圧縮しようという発想である。効率化に貢献できれば、新たな市場獲得にもつながる。効率化で医療費が圧縮できれば、国の政策とも合致するだけに行政側からのバックアップも期待されよう。

 効率化を後押しするビジネスとして注目されるのは、医療ネット、医療ロボット、バイオシミラーなどの分野だ。医療ネットビジネスはMR(医療情報担当者)に代わってネット上で医療情報を提供するものだ。

 病院側は製薬会社のMRによる過剰接待のスキャンダル発生を契機に、接待規制を強化している。製薬業界の団体では自主規制で厳しい縛りを設定。医師とMRの接触すら制限する病院も出てきた。病院側にとってもMRと無駄な時間を費やすことは非効率だ。こうした中、医療ネット活用を通じて医師の時間の効率化を図ろうという動きが強まっている。

 医薬品メーカーにとってもネット活用は販売の効率化につながるため、ネットを使ってビジネスを提供する企業と「ウィン・ウィン」の関係になりえる。日本は世界的にも医療費に占める薬剤費のウエートが高い。実は販売面の非効率性が薬剤費の高さの一因だ。

 ネット活用の分野で現在、先頭を走るのがエムスリー(2413)である。これを追って、メドピア(6095)も登場してきた。エムスリーが医薬品メーカー寄りのサービスを提供するのに対して、メドピアは薬に関する医師の客観的な評価や直接的な意見の書き込みが売りだ。

 新薬の批評や悪口も書き込まれるため、一部のメーカーには評判が悪いものの医師からは好評である。医療ネット産業の市場規模は推定で1兆5000億円と膨大。関連企業は中長期的に高成長が見込まれる。

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