米国株式市場は続落、米利上げ前倒し観測・ギリシャ懸念が重し

ダウは190ドル安の1万8041ドル

ロイター
5月26日、米国株式市場は続落して取引を終えた。ギリシャ懸念が引き続き相場の重しとなっていることに加え、米経済指標が一部堅調だったことで利上げが前倒しされるのではないかとの観測も売り要因となり、主要3指数は軒並み1%を超えて下落。写真は、ニューヨーク証券取引所、2月撮影(2015年 ロイター/ Brendan McDermid)

[ニューヨーク 26日 ロイター] - 26日の米国株式市場は続落して取引を終えた。ギリシャ懸念が引き続き相場の重しとなっていることに加え、米経済指標が一部堅調だったことで利上げが前倒しされるのではないかとの観測も売り要因となり、主要3指数は軒並み1%を超えて下落。

S&P総合500種の下落率は過去3週間で最大となった。

ダウ工業株30種<.DJI>は190.48ドル(1.04%)安の1万8041.54ドル。

ナスダック総合指数<.IXIC>は56.61ポイント(1.11%)安の5032.75。

S&P総合500種<.SPX>は21.86ポイント(1.03%)安の2104.20。

セクター別では、S&P総合500種の主要10業種すべての指数が下げた。原油相場の下落を嫌気してS&Pエネルギー株指数<.SPNY>は1.6%低下。ダウ・ジョーンズ輸送株平均<.DJT>も1.6%下げ、昨年10月23日以来の低水準となった。

個別銘柄では、アップルが2.2%下落し、主要3指数を押し下げた。

ケーブルテレビ大手のチャーター・コミュニケーションズは同業のタイム・ワーナー・ケーブル(TWC)を560億ドルで買収することで合意した。株価はチャーターが2.5%上昇、TWCは7.3%上がった。

この日発表された経済指標のうち、4月の耐久財新規受注では、民間設備投資の先行指標となるコア受注が堅調な伸びを示した。またコンファレンス・ボード(CB)が発表した5月の消費者信頼感指数は前月から上昇。3月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数は前年比で上がった。

ボストン・プライベート・ウェルスのチーフ市場ストラテジスト、ロバート・パブリク氏は「(相場の)けん引役が見当たらない。輸送株は軟調な地合いが続いている」と指摘。石油輸送の低迷により輸送株が打撃を受けていると説明した。

一方、カブレラ・キャピタル・マーケッツのシニア・エクイティ・トレーダー、ラリー・ペルッツィ氏は、利上げ観測が相場を圧迫する最大の要因の1つになっていると指摘。ただ前日がメモリアルデーで休場だったため、市場は過剰反応している可能性があると付け加えた。

BATSグローバル・マーケッツのデータによると、米取引所の合計出来高は約63億株で、今月これまでの平均の62億株を若干上回った。

騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が上げ662で下げ2417(比率は1対3.65)、ナスダックは上げ683で下げ2071(1対3.03)だった。(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>

終値     18041.54(‐190.48)

前営業日終値    18232.02(‐53.72)

ナスダック総合<.IXIC>

終値     5032.75(‐56.61)

前営業日終値    5089.36(‐1.43)

S&P総合500種<.SPX>

終値     2104.20(‐21.86)

前営業日終値    2126.06(‐4.76)

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