あの大手証券会社が注目する2015年の投資テーマ、銘柄は?

IoT、物流革命、ドローン…

島 大輔
2015年に注目の投資テーマは?(写真:pixta、尾形文繁[左上])
日経平均株価がフシ目となる2万0500円を超えるなど、活況を呈している東京株式市場。これから投資銘柄を選ぶには、今後起こるであろう動きを予測し、先取りすることが大切となる。将来の有望市場や成長企業の発掘するうえでヒントとなる投資テーマ・企業などを解説しているのが、『大予測「投資テーマ」別 成長業界&企業2015ー2016』(日本経済新聞出版社刊)だ。この書籍の編著者である、大和証券投資戦略部の高橋卓也シニアストラテジストと、山田雪乃シニアストラテジストに、書籍で取り上げた注目テーマなどについて聞いた。

—相場が活況の中、投資テーマに関する本を出版されました。

(高橋)アベノミクスによって個人投資家の株式市場への関心が高まっている。相場が活況を呈している中で、世の中、株式市場、内外の世界経済は、どのようなテーマを中心に動いているのか。日々、いろいろなキーワードが新聞などメディアで飛び交っている中で、どのテーマに関心を持てばいいのかわからないという人もいるかもしれない。

 株式市場においてそれぞれのテーマがどのような意味を持ち、それを基にどのような銘柄を買ったらいいのかということを、個人投資家の方々にわかりやすいように解説することを意図した。

—冒頭では、注目すべきマクロの経済テーマを取り上げています。

大和証券投資戦略部の高橋卓也シニアストラテジスト(撮影:今祥雄)

(高橋)「アベノミクスの中間評価」、「日銀の追加金融緩和と円安」といったテーマは、以前、大和証券投資戦略部が著した本でも取り上げ、今回の書籍でも解説している重要テーマだ。

 足元で注目が高まっているのは、たとえば「人口減少と地方創生」。昨年、増田寛也さんが著した『地方消滅』(中公新書)が話題になったが、人口減少問題とそれにどのように歯止めをかけるのかに注目が高まっている。

 昨年の株式市場のテーマになったのが、「公的資金の運用見直し」である。GPIFの基本ポートフォリオの見直しに加え、日銀、共済年金、かんぽ生命保険、ゆうちょ銀行という「5頭のクジラ」が、なぜリスク資産におカネを投じざるをえない状況にあるのか。少子高齢化の中で効率的な年金運用をしなくてはいけなくなっていることなど、今取り上げるべきテーマといえる。

 必ずしも個別の銘柄選びには直結しないかもしれないが、ロシアとウクライナやイスラム国の問題など、世界情勢として押さえておかなければいけない時事的なテーマについても取り上げている。

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