株価も押し上げる「○○女子」パワー

スニーカーブームでABCマートの大化けを演出

櫻木 瑶子
トルコの世界遺産、カッパドキアで「空の散歩」を楽しむおびただしいバルーン(撮影:「跡女」櫻木瑶子)

 夏場所は1996年以来、19年ぶりの15日間満員御礼! 若貴ブーム再燃!?のような盛り上がりをみせる大相撲。ちゃっかりブームに乗って夏場所観戦に行きました。初めての国技館でもあり、伝統あふれる相撲の雰囲気に終始感激していました。

 このブームを牽引するのが「スージョ」、相撲好き女子です。場内には女性同士のファンの姿も目立ちました。

 相撲人気復活を背景に、懸賞の数も増加。夏場所は過去最高の1776本に達しました。懸賞を出す最低条件は1日1本、1場所15本です。金額は15本で93万円。本数が最も多かったのは永谷園 (2899)で241本でした。懸賞金を出した約70社のうち13社が新規で、牛丼の「すき家」を展開するゼンショーホールディングス (7550)などが名を連ねています。

 ブームをリードする「○○女子」。歴史好きの女子を意味する「歴女」が2009年に新語・流行語大賞のトップ10入りして以降、さまざまな「○○女子」や「○女」が登場し、新たな消費のトレンドを生み出しています。

 山登りにはまる女子、「山ガール」もその1つです。ゴールドウイン (8111)ティムコ (7501)などが恩恵を享受。アウトドアウエア用品の販売が伸びました。

 最近はゲームをきっかけに盛り上がりをみせる刀好き女子、「刀剣女子」もじわじわと増加。刀を展示する各地の博物館は女性の来場者でにぎわっています。

 米大リーグで活躍した黒田博樹投手の復帰で盛り上がるプロ野球の広島東洋カープ。「カープ女子」という言葉はすっかり定着した感があります。今ではカープ女子を対象に、東京発の臨時新幹線を借り切って広島にある本拠地マツダスタジアムで観戦するツアーもお目見えしました。

 中国電力のシンクタンク、エネルギア総合研究所はカープが今年セ・リーグ優勝を果たし、日本シリーズにも進出すれば年間の経済効果が256億円に達すると試算しています。これに対して、マツダスタジアム始動初年の09年の経済効果は205億円でした。地元経済のさらなる活性化を図るうえで、カープ女子はもはや無視できない存在です。

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