米国株式市場=反落、ギリシャ懸念が重し

ダウは178ドル(0.98%)安の1万7966ドル

ロイター
6月24日、米国株式市場は反落。ギリシャ支援協議が約1時間で終了し、結論が25日以降に持ち越されたことで、株などのリスク資産を手じまう動きが出た。写真はニューヨーク証券取引所(2015年 ロイター/Lucas Jackson )

[ニューヨーク 24日 ロイター] - 24日の米国株式市場は反落。ギリシャ支援協議が約1時間で終了し、結論が25日以降に持ち越されたことで、株などのリスク資産を手じまう動きが出た。

ダウ工業株30種<.DJI>は178.00ドル(0.98%)安の1万7966.07ドル。

ナスダック総合指数<.IXIC>は37.68ポイント(0.73%)安の5122.41。

S&P総合500種<.SPX>は15.62ポイント(0.74%)安の2108.58。

ギリシャのチプラス首相が最近になって財政改革案を示し、市場では債権団との協議が進展している兆しと受け止められていた。しかし24日の協議で債権団はギリシャに改革案の大幅な見直しを要求し、交渉の先行きは再び不透明となった。

フェデレーテッド・インベスターズのチーフ株式ストラテジストのフィル・オーランド氏は「合意がまとまるとの楽観論はしぼんでしまった。可能性は残っているが、内部関係者は数日前よりも自信を失っているようだ」と指摘。「ギリシャが債務不履行に陥っても米国への経済的な影響は小さいだろう。しかしメディアでそうした見出しが躍ることによるリスクは大きく、S&P500種は5%ないし10%下落する恐れがある」と話した。

第1・四半期の米国内総生産(GDP)確報値は年率換算で前期比0.2%減と、改定値の0.7%減からマイナス幅が縮小した。米連邦準備理事会(FRB)は利上げ判断は経済指標次第としており、投資家は米経済が年初の減速から持ち直したかどうか見極めようと統計に注目している。

この日は幅広い銘柄が売られ、S&P500種は10の主要セクターすべてが下落した。

農業関連・種子開発大手モンサント<MON.N>はスイスの同業シンジェンタ<SYNN.VX>の買収計画を撤回しない方針を示し、株価が5.7%下落した。

動画配信大手ネットフリックス<NFLX.O>は0.4%安。米著名投資家カール・アイカーン氏が残りの持ち株を売却したと明らかにしたため、商いを伴って売られた。

半面、住宅建設のレナー<LEN.N>は4.2%高。予想を上回る決算が好感された。

BATSグローバル・マーケッツのデータによると、米取引所の合計出来高は約55億株で、月初来平均の61億を下回った。

騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が下げ2154で上げ880(比率は2.45対1)、ナスダックは下げ1987で上げ784(2.53対1)だった。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>

終値         17966.07(‐178.00)

前営業日終値    18144.07(+24.29)

ナスダック総合<.IXIC>

終値         5122.41(‐37.68)

前営業日終値    5160.09(+6.12)

S&P総合500種<.SPX>

終値         2108.58(‐15.62)

前営業日終値    2124.20(+1.35)

ReutersCopyright
copyright (C) 2017 Thomson Reuters 無断転載を禁じます

ページトップ