9月「優待新設」の新興株は今が狙いどき!?

鳥貴族やスキー場開発も「優待プレー」で上昇か

岡村 友哉
鳥貴族の株価も「優待プレー」で上昇か(撮影:今井康一)

 決算発表の直前に、好業績に期待して「買い持ち」にする。狙い通りに好決算が出て、発表直後に上がったならば売る。思惑に反して決算が悪くても売る、といった決算発表自体を手掛かりにしたトレードは「決算プレー」なんて表現される。

 日銀の金融政策決定会合の結果公表日に向けて、追加緩和が出ることを期待して(もし追加緩和が決まったら特に上がりそうな業種である)銀行株や不動産株を「買い持ち」にするといったトレードは「日銀プレー」と表現される。こういった表現が浸透してきていて、私も仕事上で発言機会があればそんな表現を使っている。

 とはいえ、何とかプレーなんて言葉は、投資家が知っておかないといけない用語ではなく、業界の人間がカッコつけて使ってるようなものである。昔でいう“ザギンでシースー”的なものであって、私がしゃべっている場面を目にした方は、「カッコつけててカッコ悪い」と思っていただきたい。

 そんな調子でカッコつけて表現するが、新興株など中小型株で「優待プレー」がかなり行われているように感じる。例えば先週から7月相場に入ったが、何度か本連載で取り上げさせてもらっているラーメン株の丸千代山岡家 (3399)。この株が1日に突然、ストップ高する場面を作った。

 特に株価材料はなかったため、「これ、7月優待株だからじゃないの?」という見方が出ていた。3月に株主優待の新設を発表してから株価が急騰した件は以前紹介したが、この銘柄初の優待支給が7月末株主を対象とするからだ。

 同じく、7月末の株主が対象になる銘柄でいえば、東証マザーズに上場したばかりの日本スキー場開発 (6040)がある。こちらも7月に入ったとたん買われ、2日間で8%近く上昇した。

 優待の拡充(100株保有で1500円相当の食事優待券を3000円相当に)を発表したばかりの鳥貴族 (3193)。こちらはエクイティファイナンスの申し込み期間中にあったが、なぜか7月1日に7%近い上昇となり、そこから先週末まで大幅高が続いた。こちらも数少ない7月優待銘柄のひとつである。

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