米国株は続伸、ギリシャ債務交渉の進展期待

ダウ211ドル高、1万7760ドル

ロイター
7月10日、米国株式市場は続伸。ギリシャ問題をめぐり11日開催されるユーロ圏財務相会合での進展への期待が相場を押し上げた。写真は2013年10月、米ニューヨーク証券取引所前で撮影(2015年 ロイター/Carlo Allegri)

[ニューヨーク 10日 ロイター] - 10日の米国株式市場は続伸して取引を終えた。11日のユーロ圏財務相会合がギリシャの債権団が金融支援再開を承認し、ギリシャの銀行破綻やユーロ圏離脱が回避されるとの期待が相場を押し上げた。

ダウ工業株30種平均は211.79ドル(1.21%)高の1万7760.41ドルで取引を終えた。S&P総合500種指数は25.31ポイント(1.23%)高の2076.62だった。ナスダック総合指数は75.30ポイント(1.53%)高の4997.70だった。

週間では、ダウが0.17%上昇した。一方でS&Pは0.01%下落。ナスダックは0.23%安と3週間連続でマイナスとなった。中国の株価急落や商品価格の下落、ギリシャ債務危機の先行き不透明感が重しとなった。

10日は米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が講演で、今年後半のどこかで利上げを始めることが適切とした上で、労働市場は依然として弱いとの懸念を示した。議長の講演を受け、株式相場は日中につけた高値から値下がりして取引を終えた。投資家は長い間、年内の利上げ開始を見込んできたが、それが9月になるか12月になるかでは意見が分かれている。イエレン議長は、年内残り4回の連邦公開市場委員会(FOMC)で1回以上利上げするかどうか手がかりになる発言はしなかった。

ユーロ圏財務相会合は11日にギリシャに対する第3次支援を協議する。ギリシャは10日提出した財政再建案で、債権団が求める厳しい改革要求に沿う形で大きく譲歩。引き換えに2018年までの債務返済に充てる資金590億ドルを申し入れた。

中国の株式相場が前日に続き持ち直したことも米国の相場を押し上げた。中国の株価はここ数週間で急落しており、中国の李克強首相は10日、景気下支えに的を絞った政策調整をさらに実施する方針を明らかにし、資本市場や金融市場の透明性向上を約束した。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所が上げ2456で下げ623(比率は3.94対1)だった。ナスダックは上げ2188で下げ595(3.68対1)だった。

BATSグローバル・マーケッツによると、米取引所の合算出来高は約56億7000万株で、今月ここまでの1日平均である70億3000万株を下回った。

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