なぜ「銀だこ」は堅固な参入障壁を築けたのか

“パクリ商法”はこうやって防ぐ!

藤本 誠之
“パクリ商法”がめずらしくない外食産業にあってホットランドはなぜ高い障壁を築いているのか

 まいど、相場の福の神こと藤本です。株式相場で勝つには「半歩先読み」が重要です。

 焼き鳥チェーンの「鳥貴族」(3193)が、後発の焼き鳥チェーン「鳥二郎」の運営会社を相手取り、デザインの使用差し止めと損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こしています。鳥貴族はこれとは別に特許庁に対しても、鳥二郎ロゴの商標登録について異議申し立てを行っていましたが、先月、特許庁は申し立てを退けました。

 大阪地裁では「鳥貴族」VS「鳥二郎」はまだ係争中であり、一方を「模倣」と断定することはできませんが、外食産業ではヒットした業態が模倣されることはめずらしくありません。“パクリ商法”を防ぐには、主要となる食材を自社生産するなど「川上」を押さえるのが有効な施策です。今回は、「たこ」で川上を押さえて他社との差別化を図り、好調な業績を続けている企業をご紹介しましょう。

鳥貴族VS鳥二郎

 「鳥」の文字をニワトリの姿にデザインした標章や店の内装、メニューなどをマネされたとして、「鳥貴族」(大阪市)が、後発の「鳥二郎」の運営会社(京都市)を相手取って、不正競争防止法にもとづき、類似標章の使用差し止めと約6000万円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こしています。

 鳥貴族は別途、特許庁にも商標登録に対して異議申し立てを行っていましたが、申し立ては認められず、鳥二郎のロゴは維持される結果となりました。

 280円均一価格でおいしい焼き鳥が食べられて大人気の「鳥貴族」。これとそっくりな「全品270円」メニューの「鳥二郎」が現れたわけですが、こうしたことは外食産業ではめずらしくなく、そっくりさんの登場で、本家の出店・業績が打撃を受けることもあります。

 パクリ商法を防ぐには、主要な食材を自社生産するなどして、他社の参入を難しくする手法があります。主要食材において品質や価格面で圧倒的な差があれば、他社の参入が非常に難しくなるからです。

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鳥貴族 (3193) ホトランド (3196)

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