株価下がりっぱなしのグノシーに勝算はあるのか?

会社側は今期躍進を見込むが

山田 泰弘

 新聞や雑誌の記事をスマホなどに配信するキュレーションサービスのGunosy(グノシー、6047)。会社設立から2年半後の2015年4月に東証マザーズに上場。同年6月にはアプリの累計ダウンロード数が1000万を突破した。

福島良典CEO(2015年1月撮影:梅谷秀司)

 創業者の福島良典CEO(27)は、東京大学大学院で人工知能などを研究。在学中の11年10月に同級生二人とサービスを立ち上げた。

 事業展開を加速させたのは13年初め。iOS、アンドロイド用のアプリを投入。テレビCM開始後の14年8月にはダウンロード数が500万の大台を超え、その後1年内に倍増させている。記事の閲覧傾向などから利用者の興味を分析し、最適な記事や広告を配信する技術が強みだ。

 7月に公表した16年5月期の営業利益予想は前期比約6倍の11.2億円と飛躍を見込む。コストは主に人件費と広告費で固定費率が高く、売り上げが損益分岐点を超えると利益が急増する収益構造であることがその理由だ。

【業績】 売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株益(円) 1株配当(円)
単15.05 3,165 190 153 136 7.30 0
単16.05予 5,130 1,130 1,130 1,000 45.58 0
単17.05予 5,500 1,200 1,200 1,100 50.14 0
中14.11* 1,277 -296 -300 -301 -16.40 0
中15.11予 2,260 310 310 280 12.76 0
会16.05予 5,133 1,128 1,128 1,001 (15.07.14発表)

 では、どのようにして売り上げを伸ばすのか。現在の収益源はグノシーに掲載される広告がほとんどだ。そのため、媒体価値を高めて広告の出稿数や単価を上げるために、ユーザー数の積み上げが不可欠になる。

 グノシーは今期中にダウンロード数を累計1350万にまで伸ばす計画を立てている。ただ、業績の先行きを考えるうえでより重要なのは、アプリのダウンロード後に利用を続ける実際のユーザー数だ。

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グノシー (6047)

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