全部で78社! 早くも上方修正した有望銘柄はこうして探す

四季報オンライン活用術=その②

会社四季報オンライン編集部

 日経平均株価が軟調に推移している中、何を基準にして銘柄を選びをすればよいか迷うところだ。中国経済の失速や米国の利上げなど懸念材料も多い。日経平均株価の12カ月移動平均線は横向きの状態だか、これが下向きに転じるようだと、2012年8月から3年にわたった長期上昇トレンドが終焉を迎える可能性もある。また、日本企業の業績見通しが期初ほどは伸びないのではとささやかれている。

 そこで今回は、会社側が早くも期初計画を上方修正した3月期決算銘柄を抽出してみた。第2四半期(7~9月)の見通しが立つ前のこの時期に業績を上方修正するというのは、相当に業績に自信がないとできることではない。大和証券の投資戦略部クオンツチームが13年に発表したレポートによると、第1四半期段階で早くも上方修正に踏み切った銘柄は、次の中間決算でも53.4%の確率で再上方修正した(過去10年平均)という。

 東証2部上場の3月期決算銘柄を対象に営業利益を期初計画よりも上方修正した会社を調べてみると、以下の12社が該当した。

 1位の神姫バス(9083)は兵庫県の大手バス会社だ。従来は特別利益としていた運行補助金を売上高に含める方法に会計処理を変えたために営業利益が膨らんだ。つまりこれはイレギュラーなケース。

 実質1位は、マグロ・ツナ缶の「シーチキン」で国内最大手のはごろもフーズ(2831)。主力の「シーチキン」が伸びたことに加えて、カツオなどの原材料価格が想定以上に安定し、原価率が予想を下回ったことで、会社は第1四半期決算の発表と同時に上方修正した。

 6位には自動車排ガス浄化触媒、電材向けジルコニウム化合物の首位メーカーの第一稀元素化学工業(4082)が入った。株価は昨年10月から調整し、8月下旬の中国を震源地とした暴落時には3000円ぎりぎりまで売り込まれたが、国内中堅証券のレポートを買い手掛かりに一気に切り返しつつある。上向きの52週移動平均線を突破できれば、5000円を目指す展開となりそうだ。

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