日経平均は急反落、薄商い下で先物売り

終値は470円安の1万8299円

ロイター
9月10日、東京株式市場で日経平均は急反落。米株安に加え、前日に大幅上昇した反動が出た。都内で8日撮影(2015年 ロイター/Issei Kato)

[東京 10日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は急反落。米株安に加え、前日に大幅上昇した反動が出た。投資家が様子見を強め、現物の商いが盛り上がりに欠ける中で、先物売りに押された。

日経平均は一時800円を超す下げとなり、前場中ごろに節目の1万8000円を下回る場面があった。ただ、その後は買い戻しなどを交え、次第に下げ幅を縮小する流れとなった。

東証1部の売買代金は2兆5992億円と下げ幅に比べて低水準にとどまるなかで、短期筋の先物売買に振らされる展開となった。日々の値動きの大きさを敬遠し「実需主体の投資家のほとんどが様子見」(国内投信)という。あすのメジャーSQ(特別清算指数)算出を控えたポジション調整の動きも指摘された。

寄り付き前に発表された7月機械受注が予想外のマイナスとなり、国内景気への懸念が広がったことも重しとなった。午後2時前には、自民党の山本幸三氏がブルームバーグのインタビューで、追加緩和に関して日銀の10月30日会合が「いい機会」と語ったなどと伝わると、下げ幅を縮める場面があったが、影響は一時的だった。

日経平均ボラティリティ指数<.JNIV>は36台と引き続き高水準で推移しており、投資家心理は依然不安定という。内藤証券・投資調査部長の田部井美彦氏は「下値はやや落ち着き始めた感があるものの、小売りなどこれまで好パフォーマンスだった銘柄を売る銘柄が目立ち始め、先高期待の剥落がうかがえる」と述べた。

個別銘柄では、ファーストリテ<9983.T>が裁定解消売りなどを交え大幅安。1銘柄で日経平均を108円押し下げた。「iPhone(アイフォーン)6S」など新製品を発表したアップル<AAPL.O>株価が下落したことを受け、村田製作所<6981.T>日東電工<6988.T>などの関連銘柄も軟調だった。

半面、きょう日本郵政と傘下のゆうちょ銀行、かんぽ生命保険の上場が承認されることを受け、関連銘柄の電算システム<3630.T>が年初来高値を更新。鬼怒川の堤防決壊に伴う住宅被害を受けて、佐田建設<1826.T>銭高組<1811.T>など建設株の一角が上昇した。

東証1部騰落数は、値上がり497銘柄に対し、値下がりが1329銘柄、変わらずが71銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      18299.62 -470.89

寄り付き    18418.64

安値/高値   17956.15─18420.56

TOPIX<.TOPX>

終値       1479.52 -27.85

寄り付き     1478.54

安値/高値    1454.19─1481.77

東証出来高(万株) 244785

東証売買代金(億円) 25992.69

(杉山容俊)

ReutersCopyright
copyright (C) 2017 Thomson Reuters 無断転載を禁じます

ページトップ