1万5000円前後まで下落の可能性も消えてません

個別ではラクト・ジャパンを買いました

横山 利香
9日の大幅上昇で目先の底値は確認か(撮影:尾形文繁)

 日経平均株価は9日に21年ぶりとなる前日比1343円もの上昇幅を記録。その後は「メジャーSQ(特別清算指数)」算出を通過し、目先は8日の取引時間中につけた1万7415円が安値になったとみられます。それ以降は1万8000円を挟んだ値動きが続いています。

 ただ、長期的な視点で日経平均のチャートを見ると、2012年末から始まった上昇は現在、4波動目に入って3年サイクルの安値をつけにいくタイミングと考えられます。その目標値としては、フィボナッチで1万6700円に対しプラスマイナス300円前後と計算することができましたが、これを割り込んでしまった場合にはトレンドラインに沿って下落するシナリオもありえます。そうなると1万5000円あたりまで下がる可能性も完全に否定はできません。

 こうした地合いを踏まえると、個別銘柄については安値を切り下げる銘柄が増えるとも推測できそうです。米国が利上げに踏み切るかどうかも気になるところ。相場の動向を見ながら慎重に行きたいと考えています。

 しかし、景気がボチボチだったとしても必要なモノやサービス、人口がこれから増える高齢者向け、個人投資家に人気の高い株主優待といったある程度の買い需要が見込めそうなテーマに沿った投資は当面、続けていく方針です。

 打診買いを入れたティア (2485)の株価は反発。マドをあけて上昇しました。9月の権利確定を取るつもりではいるのですが、シルバーウィークの5連休が控えています。時価総額が大きくない銘柄の場合には、投げが始まると値下がりが加速することもあります。「権利取りよりも利益確定を優先させたい」と考えているので、保有株数を減らすかについては値動きを見ながら判断したいと思います。

 今回の急落局面では、8月に新規上場したラクト・ジャパン (3139)も購入しました。乳原料、チーズ、食肉加工品の食品専門商社で、株価は公開価格の1400円で寄り付いた後、株式市場の悪地合いの影響を受けたのか軟調に推移していました。株価チャートをみると、さらなる底割れも考えられたのですが、まずは打診買いを行いました。

 今2015年11月期業績は営業減益見通しですが、環太平洋経済連携協定(TPP)関連銘柄として取り上げられる展開もありそうです。最近の天候不順による乳製品の品薄、価格高騰なども追い風になるかもしれません。

(毎週木曜日に掲載)

横山利香
ファイナンシャルプランナー。出版社を経て独立。現在はテクニカルアナリストとしても活躍。投資・マネー雑誌を中心に執筆・講演活動も行っている。投資ブログ「FP横山利香のトレード日記」も執筆中。

 

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