日本株の積極売買は控えて銘柄選びも慎重にします

個別ではメディシスネットに打診買い

横山 利香

 連休前18日の日経平均株価は1万8070円で取引を終えました。株式市場の地合いを考えると、ポジションをとりあえず整理しておこうと考える投資家が多くなっても不思議ではないでしょう。

 世界中の投資家の注目を集めていた米国連邦公開市場委員会(FOMC)で、連邦準備制度理事会(FRB)は利上げを見送りましたが、米国の株式市場は下落。ニューヨークダウはここ数年、上昇基調が続いていたことや、一目均衡表での変化日近辺であることを踏まえると、中長期トレンドの底をつけにいく時期なのかもしれません。

 利上げはいずれ、タイミング次第で行われるのは確実なので、残るは中国経済の減速や新興国経済の状況次第ということなのでしょう。そうなると、今後は為替や、原油をはじめとする商品価格の動向に注意しておかなければなりません。

 そうした外部環境だけでなく株価チャートを見ても、日本の株式相場もしばらくは現在の状態が続く可能性が高いでしょう。日経平均が底を打ったと判断できる状況にはなく、まずは1万6700円プラスマイナス300円前後を下値メドと想定したうえで当面の値動きに注目しています。

 連休が明けたばかりとあって、個別銘柄の株価推移も読み切れず、積極的な売買はしない方針です。ただ、当面のテーマに沿っており、しかもチャートの形状がよい、あるいはリバウンドが取れそう、といった条件を満たす銘柄に関しては、大幅に下落したタイミングでは買いを入れるスタンスです。

 その一つが、メディカルシステムネットワーク (4350)。薬局向け医薬品情報仲介や調剤薬薬局運営などを手掛ける会社です。自己資本比率が若干低めなのが気になりますが、業績も順調に伸びています。時価総額も200億円足らずの水準にとどまっています。

 8月下旬の相場全般の大幅な値下がり局面でツレ安しましたが、その後はすかさず戻しに転じ、24日の取引時間中には年初来高値を更新しました。打診買いを入れてみましたが、チャート面でも妙味があると見ているので買い増しも検討しています。

 米国株の値動きが日本株に影響を与えることも多々あるので、ウォッチする対象を広げすぎて自分の首を絞めてしまうようなことは避けて慎重に個別銘柄の選別を行う考えです。

(毎週木曜日に掲載)

横山利香
ファイナンシャルプランナー。出版社を経て独立。現在はテクニカルアナリストとしても活躍。投資・マネー雑誌を中心に執筆・講演活動も行っている。投資ブログ「FP横山利香のトレード日記」も執筆中。

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メディシス (4350)

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