米国株式市場は急落、中国懸念が重し

ダウは312ドル安の16001ドル

ロイター
28日の米国株式市場は中国経済への懸念が重しとなり、急落して終了した。写真はNY証券取引所のトレーダー、23日撮影(2015年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 28日 ロイター] - 28日の米国株式市場は中国経済への懸念が重しとなり、急落して終了した。中でもナスダック総合は3%を超える下落となった。

この日はアラガンやギリアド・サイエンシズなどの医薬品とバイオテクノロジー関連株が相場の重荷となった。このセクターは米民主党の大統領候補のヒラリー・クリントン氏が先週、医薬品価格を批判したことを受けて下落が続いている。

ナスダック・バイオテクノロジー株指数<.NBI>は7年ぶりの落ち込みとなった前週に続き6%下落し、1日としては2011年以来の大きさだった。S&Pヘルスケア指数<.SPXHC>も3.8%値下がりし、S&Pの主要10業種の中で最大の下落率だった。

8月の中国の工業部門の企業利益は前年同月比8.8%減少し、原材料メーカーやエネルギー株を押し下げた。原油価格は2%超下落した。

ハイタワー・アドバイザーズのマネージング・ディレクターであるリチャード・ウィークス氏は「幅広い分野のヘルスケアセクターと中国が相場にダメージを与えている。現在はリスクオフの時間で、身を隠す場所はどこにもない」と話した。

28日発表された8月の個人消費支出は市場予想を上回って増加し、年内の利上げの可能性に根拠を与える結果となった。

しかし、8月の中古住宅販売仮契約指数は低下し、底堅い住宅市場が勢いを失っている可能性を示唆した。

ダウ工業株30種<.DJI>は312.78ドル(1.92%)安の16001.89ドル。

ナスダック総合指数<.IXIC>は142.53ポイント(3.04%)安の4543.97。

S&P総合500種<.SPX>は49.57ポイント(2.57%)安の1881.77。

個別銘柄では上場会社2社に分割する計画を明らかにしたアルミ大手アルコアが5.7%高と急騰した。

アップルは、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の新機種の販売台数が初週で過去最高を記録したと発表したが、株価は2.0%値下がりした。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所が下げ2796で上げ316、ナスダックが下げ2397で上げ452だった。

トムソン・ロイターのデータによると、米取引所の合計出来高は約83億株で、過去20営業日平均の72億株を上回った。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>

終値         16001.89(‐312.78)

前営業日終値    16314.67(+113.35)

ナスダック総合<.IXIC>

終値         4543.97(‐142.53)

前営業日終値    4686.50(‐47.98)

S&P総合500種<.SPX>

終値         1881.77(‐49.57)

前営業日終値    1931.34(‐0.90)

 

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