風が吹けば桶屋が儲かる!?連想ゲームはこうしてやる

四季報オンライン活用術=その⑦

会社四季報オンライン編集部
一人っ子政策の廃止で中国人観光客の“爆買い”も増える?(撮影:尾形文繁)

 10月29日、中国は1979年より続けてきた「一人っ子政策」の廃止を決めた。これにより、夫婦1組当たりの子どもの数は原則1人から2人まで認められるようになる。このニュースは一見、株とは関係なさそうなそうだが、中国で人気の粉ミルク、紙おむつを販売する森永乳業(2264)ユニ・チャーム(8113)の株価はこのニュースに反応して上昇し、コンドームメーカーのオカモト(5122)の株価は下落した。子どもが増えるなら、粉ミルクや紙おむつの需要が増えて売り上げが伸び、避妊具の売り上げが下がるというのがその理由だ。

 日々のニュースから投資家はこうした連想ゲームを競っている。思わぬニュースが株価にインパクトを与えるため、新聞やテレビを賑わすニュースがあったら、すぐ四季報オンラインの「四季報検索」で検索するクセをつけたい。

 四季報検索は「会社四季報」の特色、記事、事業構成を検索する機能で、当サイトの画面上部にある検索窓から簡単に行える。

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▲画面上部の検索窓に検索語を入力して虫眼鏡ボタンをクリックするだけ

 試しに「中国 おむつ」で検索するとなぜかハイテク油剤を手掛けるMORESCO(5018)がヒットする。実は「会社四季報」2015年4集(秋号)にこんな記述がある。「子供用紙おむつ向けにホットメルト接着剤好調、中国・天津稼働、インドネシア能力倍増が上乗せ」と。同社は9月に中国景気減速の影響で2016年2月期の業績予想を下方修正したため、株価は低迷している。一人っ子政策廃止のニュースにも無反応だが、もし中国で紙おむつ需要が伸びるのであれば、見直されるチャンスがあるかもしれない。

新しいテーマの関連銘柄はこう探せ

 四季報検索で新しいテーマを検索する場合は少し工夫が必要だ。

 たとえば10月27日付の日本経済新聞朝刊1面に「フィンテックの衝撃」という記事があった。そこで紹介されていたのが、東証マザーズに15年8月に上場したばかりのメタップス(6172)だ。検索窓に「メタップス」と入力すれば、四季報画面がすぐ表示されるので、どういった会社かすぐにわかる。

 この記事で注目を集めた同社株は、27、28日の2日間で1003円高(+47%)と急騰した。その後は、29日に350円安、翌30日は500円上昇と値動きの激しい展開となっている。

 この記事にあった「フィンテック」、関連銘柄はほかにあるのだろうか?

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