日経平均は続伸、円安が支援 郵政人気継続で心理好転

終値は189円高の1万9116円

ロイター
11月5日、東京株式市場で日経平均は続伸。為替の円安推移やアジア株の上昇を背景に堅調な値動きとなった。都内で7月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 5日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続伸。為替の円安推移やアジア株の上昇を背景に堅調な値動きとなった。前日に新規上場した郵政3社への人気が継続したことも市場心理を好転させたという。日経平均は上値での戻り待ちの売りなどをこなし、高値圏を維持した。

イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が議会証言で12月の利上げが「十分にあり得る」と言明したことを受け、前日の米国株は小反落。一方、外為市場でドル/円

日本郵政<6178.T>ゆうちょ銀行<7182.T>かんぽ生命保険<7181.T>は上場2日目も好調。日本郵政とゆうちょはMSCI標準指数への採用が明らかとなり、買い手掛かりとなったほか、前日ストップ高となったかんぽ生命はきょうもストップ高に迫る場面があった。郵政3社の売買代金合計は約5300億円と東証1部全体の17%を占める活況ぶりで、「まるでお祭り状態」(国内証券)との声があった。

SBI証券シニアマーケットアナリストの藤本誠之氏は「売り出し価格での郵政3社の株式購入者に中長期保有を目的とする投資家が多く、なかなか売りが出ないことが上場後の株高につながっている。郵政3社への短期売買が活発化しているが、人気が一段落すれば、中小型株などに資金が回り、市場全体の底堅さにつながる」との見方を示した。

個別銘柄では、2015年12月期の配当予想を上方修正したJT<2914.T>が高い。1─9月期の連結営業利益が過去最高を更新したアサヒグループホールディングス<2502.T>や、今期予想の上方修正と大幅増配予想を発表した富士重工業<7270.T>なども買われた。

半面、タカタ<7312.T>がストップ安。同社のエアバッグ部品であるインフレーター(膨張装置)について、ホンダ<7267.T>三菱自動車工業<7211.T>、富士重工業などが他社製品への切り替え検討を表明し、嫌気された。4─9月期が900億円の営業赤字と報じられた東芝<6502.T>や今期業績・配当予想を下方修正した三菱商事<8058.T>なども売られた。

東証1部騰落数は、値上がり1232銘柄に対し、値下がりが573銘柄、変わらずが105銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      19116.41 +189.50

寄り付き    19029.44

安値/高値   18995.96─19167.09

TOPIX<.TOPX>

終値       1555.1 +14.67

寄り付き     1546.97

安値/高値    1545.63─1559.82

東証出来高(万株) 245389

東証売買代金(億円) 30411.26

(杉山容俊)

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