これから株を買うと“高値づかみ”になるおそれも

個別ではアトラの保有継続か売りかで悩んでます

横山 利香
日経平均株価は1万9700円台まで上昇、なお「割安」といえるかは微妙……(撮影:尾形文繁)

 日経平均株価は11月2日の取引時間中に、第4波動として目標にしていた押し目1万8500円プラスマイナス150円前後のレンジ内である1万8641円まで下落し、ほどよい調整を済ませたようです。その後は最終波動となる第5波動入りし、再び上昇に転じました。

 上値目標としては、8月21日安値1万9435円と翌営業日の24日高値1万9154円の間にあいたマドを埋める1万9500円前後を想定していました。11月11日には一時、1万9724円まで上昇。目標を若干上回る水準に達しました。

 株価上昇の勢いが非常に強いようであれば、第5波動の局面が長くなる可能性もあります。しかし、現在の企業業績と日経平均株価のPERを考慮すると、すでに2万円近辺まで上昇した株価がなお割安と判断できるのかといえば微妙なので、ここからの買いポジションは高値づかみになるおそれもあります。

 株価チャートを見ると、26週移動平均線は1万9530円あたりに位置。第5波動の完成に向けて、下落に転じてもおかしくはないとも考えられます。これまでは買いに徹してきましたが11月以降、中長期保有銘柄以外は利益確定することにしました。

 以前から説明してきたように、今夏以降の株価下落局面では「株主優待」や「少子高齢化」をテーマに銘柄を選別してきました。その一つがアトラ (6029)です。整骨院を独自の開業支援システムでフランチャイズ展開しており、療養費請求代行など整骨院の業務支援も手掛けています。

 最近は調剤薬局がチェーン店化を通じて経営効率化を図るなどしていますが自分の知るかぎり、整骨院の業界にはそうした取り組みをしている企業が同社を除いて見当たりません。それだけに、優位性があるのではないかと思いました。女性向けの「美」に軸を置いた戦略にも力を入れており、シニア層以外への顧客層の広がりも期待できそうです。

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アトラ (6029)

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