大型株の利益確定売り先行の局面到来かも

個別にはネクストを買い増し中です

横山 利香

 日本の株式市場は引き続き、底堅く推移。日経平均株価は19日の取引時間中に1万9959円まで上昇しました。2万円目前という水準ではありますが、その後は上放れるのか、それとも下落に転じるのかはっきりしない状況が続いているとも言えます。

 日経平均のチャートを見ていると今のところ、短期的なトレンドラインを割り込んでいないため、上昇トレンドが継続中と分析できますが、割り込んでしまう可能性も否定できません。このような水準での小動きが長く続いてしまうと、銘柄によっては購入時の価格を上に行ったり下に行ったり繰り返すケースがあります。そうなると、これから値上がりするのか、あるいは値下がりするのかイライラしがちです。

 日経平均が2万円目前に迫ったことで今後、これまで堅調だった大型株が利益確定売りに押されるケースも考えられます。個人的には大型株から新興、中小型株へのターンが来ないかと思っています。東証マザーズ指数が8月以降の高値を更新しているのを見ると、実際に少しずつ新興、中小型株へのターンが起き始めようとしているのかもしれません。

 以前、ネクスト (2120)を紹介しました。不動産情報検索サイト「ホームズ」を運営しています。アイドルを使ったテレビCMを展開しているので、それを見た人も多いのではないでしょうか?「ホームズ」をよく利用していることもあり、株価100円台から何度も売買。最近はここまで買い増しを続けてきました。

 7月に1065円の高値を付けた後、相場全般の地合い悪化に押されて下落しましたが、20日発表の10月売上高が前年同月比54.6%増という大幅な伸びを記録。話題のAirbnb(エアビーアンドビー)、いわゆる民泊(外国人観光客を相手に個人が住宅やマンションの空室等に有料で宿泊させるサービス)の関連銘柄として取り上げられたこともあり、24日には高値更新。一時は1332円まで上昇しました。ただ、25日には三菱UFJモルガン・スタンレー証券のレーティング引き下げなどが売り手掛かりとなって反落しました。

 「民泊」という位置づけで物色されていますが、外国人客に対する日本の不動産業界、特に大家さんの価値観は厳しいと言わざるをえません。それだけに賃貸業界で今後、どのような広がりをみせるのか、非常に興味深いところです。

 株式相場が堅調な展開となっている中、年末年始に向けて業績が好調な銘柄をこれからも探していきたいと思っています。

(毎週木曜日に掲載)

横山利香
ファイナンシャルプランナー。出版社を経て独立。現在はテクニカルアナリストとしても活躍。投資・マネー雑誌を中心に執筆・講演活動も行っている。投資ブログ「FP横山利香のトレード日記」も執筆中。

 

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