年末年始が書き入れの銘柄、政府予算やCOP21絡みも

小ぶりの材料株に買い旺盛

古庄 英一
年末年始が書き入れ時の外食銘柄は日経平均が反落した27日も逆行高に(写真はSFPダイニングの「磯丸水産」、尾形文繁撮影)

 米国時間で15日と16日は、いよいよFOMC(米国公開市場委員会)が開催される。次週は米国議会でイエレンFRB(連邦準備制度理事会)議長の証言があるし、11月米国雇用統計の発表がある。海外機関投資家が外需の主力株の上値を積極的に追っていけるか、微妙な時期に差しかかってきた。

 考え方次第だが、日経平均株価が大台の2万円に乗るか乗らないか、そのこと自体に過敏になる必要はないかもしれない。東証が毎週発表する主体別売買動向は、個人投資家が9月最終週からずっと現物株を売り越してきた。

 一方で小ぶりの材料株に資金シフトさせる冷静な物色意欲は旺盛だ。25日の東証値上がり率上位を見ると、「塚田農場」のエー・ピーカンパニー(3175)、「銀のさら」のライドオン・エクスプレス(6082)など宴会やパーティが盛んになる年末年始が書き入れ時の外食銘柄が顔を出した。政府予算がらみの個別材料は連日あふれ出ているので、これまで業績面の評価が厳しく上昇スピードが鈍かったサクセスホールディングス(6065)JPホールディングス(2749)など、保育や介護関連の銘柄が買い進まれた。

 海外市況は、中東情勢の緊迫化によってNY原油など国際商品市況が反発したように、国際商品市況の戻り幅がカギとなる。石油、鉄鋼、商社といった資源がらみの銘柄は、逆張り投資のタイミングが来るかもしれない。

 また、化粧品や食品メーカーなど株主還元に熱心で好業績の銘柄は、ボーナス資金で中長期の個人投資家層が手に入れたがる動きを強めるだろう。

 なお、パリで首脳が集まって地球温暖化対策を話し合う国連の会議「COP21」が開催される。世界じゅうの国が合意する「パリ議定書」が11日の会期末にまとまれば、関連銘柄が、10月上旬のTPP(環太平洋経済連携協定)大筋合意のときのように買い向かわれるだろう。

(『株式ウイークリー』編集長 古庄英一)
 

料金:月額1万円から
 ■株式ウイークリー■

- ≫≫≫【業績・テーマ性で厳選した6銘柄で上昇狙う】 

毎週土曜日に速達でお届け!ネット(PDF版)なら前日金曜に配信!! 全体相場の旬の人気株を毎週スクリーニングし、チャートや需給の分析でタイミングよく推奨! 6銘柄以外にもベテランの外部執筆陣らが潤沢に個別株を道先案内する固定欄も充実。「相場達人の卓見」(杉村富生氏)、新興IPO相場を占う(藤本誠之氏)、テクニカル分析(鈴木誠一氏)、真相を探るテーマ編(中西文行氏)らが担当しています。また大和証券クオンツアナリストの分析や四季報最新予想ランキング、決算発表注目銘柄一覧などデータ解説は見開き2ページで 年間通じて提供しております。
ネット(PDF版)は1カ月から購読可能です。まずはお試しに見本誌をご覧ください。

■見本誌はこちら

※『株式ウイークリーは、現時点および将来において高い株価パフォーマンスを約束するものではありません。また、株式投資の際には株価の変動により損失が生じる場合があります。投資判断の最終決定は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

ページトップ