日経平均は続落、1カ月ぶり安値 SQ前の先物売りで一時230円超

終値は191円安の1万9301円

12月9日、 東京株式市場で日経平均は続落。終値は11月6日以来、約1カ月ぶりの安値となった。東京証券取引所で2012年6月撮影(2015年 ロイター/Yuriko Nakao )

[東京 9日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続落。終値は11月6日以来、約1カ月ぶりの安値となった。原油相場の下落を背景とした前日の米国株安など、外部環境が嫌気された。下げ幅は一時230円超。国内では週末に株価指数先物・オプションの特別清算指数(SQ)算出を控え、ポジション調整の売りも広がった。

米国株安やドル安/円高進行を受け、序盤の東京市場で日経平均は1万9400円台を割れ込んでのスタートとなった。もっとも、寄り付き前に内閣府が発表した10月機械受注では、船舶・電力を除いた民需の受注額(季節調整値)が前月比10.7%増。事前のマイナス予想に反し大幅増となったことが支援材料となり、日経平均は前日比で17円安まで下げ幅を縮小する場面があった。

だが前引け前に指数は再び軟化。「荒れやすいといわれるメジャーSQ週の水曜日ということもあり、先物市場での仕掛け的な売りに押されている」(国内投信)との声が聞かれた。先物市場での断続的な売りが裁定解消売りを促したという。後場も指数は安値圏で推移。直近で底堅さをみせていた内需関連の下げが目立った。

丸三証券経済調査部長の安達誠司氏は原油安により、市場がややリスク回避的なムードとなっているとしたうえで、「機械受注の中身をみると一部業種は堅調だが、資本財がそれほど伸びている訳ではない。中国景気の見通しが改善し、設備投資を増やしているという感じでもなく、むしろ11月統計の反動減が懸念される」と指摘。さらに米連邦公開市場委員会(FOMC)まで日本株は原油相場に左右されやすい展開が続くとみている。

個別銘柄では8日発表の自社株買いなどが好感されたアサツー ディ・ケイ<9747.T>がしっかり。半面、米社向けに建造中の大型客船について、納入予定時期が再度延期される見通しと報じられた三菱重工業<7011.T>はさえない。

東証2部では東理ホールディングス<5856.T>が一時35%超安。同社および子会社のウィッツに対し、就学支援金不正受給の疑いで、東京地方検察庁による強制捜査が実施されたことを嫌気した。

東証1部騰落数は、値上がり371銘柄に対し、値下がりが1442銘柄、変わらずが110銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      19301.07 -191.53

寄り付き    19391.50

安値/高値   19260.12─19475.4

TOPIX<.TOPX>

終値       1555.58 -13.15

寄り付き     1560.86

安値/高値    1553.59─1569.4

東証出来高(万株) 204346

東証売買代金(億円) 23940.92

(長田善行)

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