米国株式はFOMC控え続落、原油下落も重し

ダウは75ドル安の1万7492ドル

ロイター
12月9日の米国株式市場は不安定な値動きとなる中、続落して終了した。写真はNY証券取引所のトレーダー(2015年 ロイター/Lucas Jackson)

[ニューヨーク 9日 ロイター] - 9日の米国株式市場は不安定な値動きとなる中、続落して終了した。原油価格の下落が重しとなったほか、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、S&P総合500種がテクニカル上の支持線を下抜けたことなどが背景にある。

ダウ工業株30種<.DJI>は75.70ドル(0.43%)安の1万7492.30ドル。

ナスダック総合指数<.IXIC>は75.37ポイント(1.48%)安の5022.87。

S&P総合500種<.SPX>は15.97ポイント(0.77%)安の2047.62。

原油先物相場は米原油在庫の減少を背景に買われる場面もあったが、その後精製品在庫の増加に注目が移ると下落に転じた。

ヴンダーリッヒ・セキュリティーズのチーフ・マーケット・ストラテジスト、アート・ホーガン氏によると、プログラム取引による売り注文が相次ぎ、S&P総合500種は2050の下値支持線を割り込んだという。

16─17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが見込まれることから、投資家がポジション調整を進めた面もある。

パー・スターリング・キャピタル・マネジメントのディレクター、ロバート・フィップス氏は「最悪のタイミングで利上げに向かうとの懸念が強まっている」と述べた。

投資家は中国の景気減速が世界的なコモディティ需要や米製造業に与える影響にも懸念を抱いている。

個別銘柄では、ヤフーが1.3%下落。同社取締役会は中国電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディング株の売却計画撤廃を決めた。アリババは1.1%安。

会員制倉庫型ストアのコストコ・ホールセールは5.4%安。四半期決算で既存店売上高が減少したことが嫌われた。

半面、合併交渉を進めていると報じられた化学のダウ・ケミカルとデュポン は上昇。ダウは11.9%高、デュポンは11.8%高で取引を終了した。ダウとデュポンの合併報道を背景に原材料株が全般に買われ、S&P原材料株指数<.SPLRCM>は3.1%高とセクター別で最大の上げ幅となった。

騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が下げ1867で上げ1214(比率は1.54対1)、ナスダックが下げ1932で上げ866(2.23対1)だった。

トムソン・ロイターのデータによると、米取引所の合計出来高は約80億5000万株で、過去20営業日平均の68億9000万株を上回った。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>

終値     17492.30(‐75.70)

前営業日終値    17568.00(‐162.51)

ナスダック総合<.IXIC>

終値     5022.87(‐75.37)

前営業日終値    5098.24(‐3.57)

S&P総合500種<.SPX>

終値     2047.62(‐15.97)

前営業日終値    2063.59(‐13.48)

 

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