日経平均は一時600円超の下げ、原油安などでリスク回避

終値は347円安の1万8883円

ロイター
12月14日、東京株式市場で日経平均は急反落。原油価格の下落やジャンク債ファンドの実質破たんなどを背景にリスク回避ムードが広がった。写真は都内の株価ボード。10月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 14日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は急反落。原油価格の下落や米高利回り(ジャンク)債ファンドの実質破たんなどを背景にリスク回避ムードが広がり、日経平均は一時600円を超す下げとなった。売り一巡後は押し目買いなどで下げ渋ったが、今晩の米国市場などを見極めたいとして、見送りムードも強く、東証1部の売買代金は2兆3882億円と値動きに比べ低水準にとどまった。

前週末の米ダウ<.DJI>が300ドル超の下げとなったほか、一時1ドル121円割れと円高に振れた為替が投資家心理を後退させ、朝方は売りが先行。トヨタ<7203.T>三菱UFJ<8306.T>などコア銘柄を中心に下押した。日経平均は寄り付きで節目の1万9000円を割り込み、一時10月22日以来、約2カ月ぶりの安値を付けた。

もっとも午前10時以降は押し目買いや買い戻しの動きが強まり、指数は切り返した。日銀による指数連動型上場投信(ETF)買い入れ期待が根強いほか、「日経平均1万9000円割れでは、公的主体など国内勢や個人投資家などの買いが入りやすい」(松井証券シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎氏)という。大林組<1802.T>など大手建設株が逆行高となるなど一部の内需株が買われたことも支援材料となった。

個別銘柄では、山陽特殊製鋼<5481.T>が続伸。野村証券が同社に対するレーティングを「ニュートラル」から「バイ」に引き上げた。目標株価は705円(前回610円)としている。また、2016年10月期の営業利益予想で前年比3.5%増の60億円と堅調な業績を見込んだくらコーポ<2695.T>も買われた。

東証1部騰落数は、値上がり334銘柄に対し、値下がりが1531銘柄、変わらずが60銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      18883.42 -347.06

寄り付き    18887.09

安値/高値   18611.09─18911.78

TOPIX<.TOPX>

終値       1527.88 -21.63

寄り付き     1521.51

安値/高値    1504.72─1529.33

東証出来高(万株) 203912

東証売買代金(億円) 23882.57

(杉山容俊)

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