「四季報オンライン」検索で発掘、2016年のテーマ銘柄一気に見せます!

「厳選注目株」でおなじみの岩本秀雄さんが指南

岩本 秀雄
トヨタ自動車は人工知能(AI)技術の研究・開発会社を米シリコンバレーに設立すると発表(撮影:梅谷秀司)

 この正月休みには、「会社四季報オンライン」の検索サービスを利用して有望銘柄を探してみてはどうだろうか。

 筆者が寄稿させていただいている「厳選注目株」(筆者は外すことが多いが、ほかの寄稿家の方々は優秀だ!)をはじめ、「会社四季報オンライン」には極めて有用で、含蓄深い記事が数多く掲載されている(ヨイショ!……ヤレヤレ)が、このサイトの真価はそれだけではない。その検索機能を上手に使えば、将来の有望銘柄が瞬時にして発見できるのである。

 今回、編集部から「2016年のテーマ・有望株について出稿せよ」とのご指示があったので、この検索機能を使って来年のテーマと有望株を探ってみたい。銘柄選別は、例によって筆者の趣味的な偏見と独断の影響を大いに受けていることを初めにお断りしておきたい。

 「会社四季報オンライン」のトップページ上にある検索窓にキーワードを入れて「四季報検索」をクリックすれば、直近号の『会社四季報』にそのキーワードが書き込まれている銘柄を選び出してくれる。

 そこで、まずは「猿」の文字を入れてみた。2016年の干支は「丙申(ひのえさる)」。サル年である。だが、さすがに「猿」ではヒットしない。

 カタカナの「サル」ならどうか、とやってみたら、実に200銘柄以上が選ばれた。マサル (1795)のように社名の一部だったり、「コンサルタント」「コンサルティング」「ユニバーサル」といった言葉の一部だったりするので、これも参考にならない。

 わずかに関連がありそうなのがイナリサーチ (2176)。医薬品の非臨床試験受託が主業務の会社で「サル試験に強み」ということだから、活躍期待株に上げたいところだが、現在ゴーイング・コンサーン条項に抵触中(継続企業の前提に重要事象)なので、しばらく見送り。

 干支の「丙」(ひのえ)もダメ。では、「申」なら、どうか。これはなんと、60銘柄もヒットした。「申請」「申し込み」「申し入れ」などの「申」が引っかかったのである。

 医薬品の「製造申請」とか、新事業の「許可申請」など、この「申」という字、決して悪くない。「にんべん」をつければ「伸びる」となり、これから伸びる時期を迎えている会社、という意味とも取れる。

 たとえば、魚肉ソーセージ業界で初めて機能性表示食品の申請をしたマルハニチロ (1333)。16年からは養殖クロマグロの本格出荷も始まるらしい。社労士の申請手続き業務を支援するソフトが主力のエムケイシステム (3910)は、マイナンバー制度の普及に伴って事業が拡大期を迎えようとしている。

小野薬品工業 (4528)は自社開発した新しいがん免疫治療薬「オプジーポ」に幅広い薬効が期待されており、この先、製造承認申請が相次ぐ見通しだ。セコム (9735)が筆頭株主で関西圏が地盤の警備会社、東洋テック (9686)には「大阪、京都、兵庫の警察本部と監視カメラ画像のリアルタイム送信で申し合わせ」との記述が『四季報』にあった。

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