2015年IPO大賞は独断と偏見でアノ銘柄!

昨年の大賞株は今年75%上昇

岡村 友哉
栄えある第2回IPO銘柄大賞に輝いたのは……(撮影:尾形文繁)

 昨年に続きまして……今年もIPO銘柄大賞を選んでよいとの話をいただいたので、僭越ながら独断と偏見で「2015年IPO銘柄大賞」を選びたいと思います。

 14年のIPO銘柄大賞は銀だこで有名なホットランド (3196)にしました。同コラムがアップされた昨年末12月30日終値は1456円でしたが、今年の高値は4月の2545円までありました(12月29日時点の終値は1494円と結局、いってこいですが……)。

昨年の大賞は「銀だこ」でおなじみのホットランドだった

 アップ時から最大で75%の上昇! 自画自賛ですが、なかなかの好結果でした。ただ、私は当たり屋でもなんでもなく、「下町ロケット」の神谷弁護士のように、「私の勝率ご存知ですか? 8割です」なんて能力もないため、期待せずに読み進めてください。

 その前に、まず15年のIPO(新規株式公開)を簡単に振り返っておきましょう。上場社数は92社と前年(77社)比で15社増加。「上場します!」と発表したものの「やっぱやめます」と発表した案件も今年は3社(も)ありました。

 今年は「上場ゴール」問題が前年に続いて取りざたされ、東証が上場審査の強化を最優先事項に掲げるといった動きもありました。ただ、審査が厳しくなったとみられる割には、上場社数は増加。それだけ、上場予備軍が多かったのでしょう。昨年末に聞いていた予備軍の数はその倍近くありました。

最大の話題は郵政グループ3社の上場か(撮影:尾形文繁)

 もっとも、小型案件が多かったこともあって、「記録に残っても記憶に残らない」感じもありました。いちばんの話題は、超大型IPOとして郵政グループ3社が上場を果たしたことでしょうか。

 一方で、今年のIPOの目玉ともうわさされたZMPは16年以降に持ち越しになりました。「16年の序盤に出てくる」という風の便りも聞きましたが、なぜ今年上場できなかったのか? この舞台裏も気になるところではあります。

 IPOの成績も振り返ってみましょう。92社の公開価格に対する初値騰落率の平均は87.5%。公開価格割れの初値を付けたのが8社で、同値が2社。92社中82社の初値が公開価格を上回りました。公開株投資の勝率は9割。「IPO投資は魅力的」といえる実績を残しました。

 公開価格に対する初値騰落率では、自動翻訳サービスを手掛けるロゼッタ (6182)がナンバーワンとなりました。初値は3705円と公開価格695円の5.33倍。とはいえ、公開株は滅多なことがないかぎり、手に入らないわけで、これはスルーしていい話かもしれません。

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