意外なリオ五輪関連銘柄見つけました

建設、スポーツウエアだけじゃない

櫻木 瑶子
(写真:nickylarson974/PIXTA〈ピクスタ〉)

 今年はブラジルのリオデジャネイロでオリンピック・パラリンピックが開催される年。前回の2012年ロンドン大会は日本選手の活躍に全国が盛り上がりました。オリンピック・パラリンピックではアスリートにばかり関心が奪われがちですが最近、注目されているのがドーピングです。

 そのきっかけとなったのがロシアの陸上競技連盟のドーピング問題。いかにスポーツの高潔性、公平性を守っていくのか。ドーピング防止に向けた活動の機運が高まっています。日本政府もドーピングを防止する法律に制定へ向けて動き出しました。国内のドーピング監督機関である日本アンチ・ドーピング機構(JADA)専務理事の浅川伸さんは、「東京大会の成功の為に、さらには、最高の瞬間を預かるホスト国として選手を守るためにもアンチドーピング(ドーピングの防止)の活動は欠かせない」と言います。

 大会の公平性を保つには本来、金メダルが与えられるべき選手に正しく授与されることが極めて大事です。だからこそ、アンチドーピングの知識を広めなければなりません。それは同時に選手を守ることにもつながるのです。

「ドーピング」と聞くと、筋肉増強剤など特殊な薬物をイメージする人もいるかもしれませんが、一般に売っているカゼ薬でも禁止対象成分が入っているものもあり、それを知らぬ間に服用したら「うっかりドーピング」で陽性といった事例もあると言います。人を守るために開発されたものが「悪」になってしまう恐れがあるのです。

 クスリは通常、医師から処方されて薬局で手に入れるか、あるいはドラッグストアなどで買うかのいずれかでしょう。JADAは日本薬剤師会と手を携えて「スポーツファーマシスト」という認定制度も立ち上げました。最新のアンチドーピング規則に関する正確な情報・知識を基に、クスリの正しい服用方法を指導する専門の薬剤師の資格です。

 では、株式市場にアンチドーピング関連銘柄は存在するのでしょうか。医薬品業界担当の著名アナリストに聞いてみても、「ドーピング検査などに携わっている会社などの話しは聞いたことがないですねぇ」と思案顔です。

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