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【株式・前引け】欧米株高や円安を好感、日経平均は5年5カ月ぶり1万5500円回復

 22日午前の東京株式市場は大幅反発。日経平均株価の前引けは前日終値比178円93銭高の1万5559円95銭、TOPIXは同8.74ポイント高の1279.13といずれも大幅な上昇となった。日経平均のザラバでの1万5500円台回復は、2007年12月27日以来、5年5カ月ぶり。前日の欧米株の上昇、為替の円安などが好材料となった。

 前引け段階における東証1部の出来高は概算で39億4579万株、売買代金は同2兆2330億円と売買エネルギーは依然として高水準が続いている。

 前日の欧米株は総じて堅調。スペイン、イタリア、ギリシャなど債務問題を抱える国を除いて、主要国で上昇が目立った。特にNYダウ、S&P500、独DAX指数で史上最高値を更新。米国株式市場ではNYダウが52ドル30セント高の1万5387ドル58セントと史上最高値を更新、ナスダック総合、S&P500も上昇した。NY連銀とセントルイス連銀の総裁による発言が金融緩和継続観測を呼び、またホームデポの13年2-4月期が好決算だったこもを好感された。

 本日の東京市場では、寄り付き前の外国証券経由の注文動向が売り1510万株に対し、買い1390万株と差し引き120万株と52営業日ぶりの売り越しとなった。3月6日から51営業日連続で続いた買い越しの動きは5月21日でストップした。

 本日の日経平均は前日終値比59円高で寄り付き、直後に同51円高まで上げ幅を縮小する場面もあったが、その後は、為替の円安基調から輸出企業の業績上振れ期待も高まり、主力株中心に上げ幅を拡大。10時58分には183円高の1万5564円まで買われ、そのまま高値圏で午前の取引を終えた。

 東証1部の値上がり銘柄数は864(全体の50.7%)、値下がりは725(同42.5%)、115銘柄が変わらずだった。大型株が10.68%の上昇の一方、小型株は3.45%の上昇。ジャスダック、マザーズなど新興株は下げており、主力株に人気が集まった。

 東証1部を業種別に見ると、33業種中、26業種が上昇、7業種が下落。値上がり率トップは6.25%の空運。これに長期金利の低下を好感する格好で建設、不動産、保険が2%台で続いた。一方、下げたのは、輸送用機器、ゴム、海運など。前日急騰した太陽光関連の下落が目立つ一方、ソニーや双日などの上昇が目立った。

 後場以降については、為替や先物の動向が引き続き注目点。日銀の黒田総裁の会見の中身も注目されるところだ。

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