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4月の消費支出は3カ月連続プラス、震災影響の反動で上向く【家計調査】

 総務省が29日に発表した2012年4月分の家計調査報告では、2人以上の世帯の消費支出は、1世帯当たり30万1948円となった。前年同月比では実質2.6%増加で、3カ月連続のプラスとなった。ただし、季節調整値では前月比0.8%減少となった。

 家計調査は、全国約9千世帯を対象に、家計の収入・支出、貯蓄・負債などを毎月調査したもの。国内の景気動向などの把握に活用される。

 消費支出の内訳では、交通・通信や教育の伸びが前年同月比プラスに寄与した。交通・通信では前月に続き、東日本大震災後のサプライチェーンの混乱に伴う自動車の供給制約の解消のほか、エコカー補助金などが追い風となった。また私立大学や私立中学校の授業料などが伸び、教育もプラスに寄与した。

 2人以上世帯の消費支出のうち、勤労者(サラリーマン)世帯の1世帯当たり消費支出は33万9069円となり、前年同月比では実質3.8%増加。こちらも3カ月連続でプラスとなった。

 消費支出は3カ月連続の前年同月比プラスとなっており、前回「トレンドとして持ち直し傾向にあるかどうかは、今後の動きを見る必要がある」と説明していた総務省は今回、「東日本大震災の影響からの反動もあり、増加している」と説明している。

(許斐健太 =東洋経済オンライン)

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