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【株式・大引け】前日のNY株安、円安一服に加え足元の過熱感から日経平均は3日続落

 25日の東京株式市場は続落。大引けの日経平均株価は前日終値比112円08銭安の1万4620円53銭で3日続落、TOPIXは同3.72ポイント安の1211.15で2日続落となった。前日のNY株安、為替の円安一服に加え、日本株の足元の株価水準になお過熱感が残っていることなどから、利益確定売りに押された。

 東証1部の出来高は概算で31億1293万株、売買代金は同2兆2281億円だった。

 前日の米国株式市場では、NYダウ工業30種、S&P500が4日続落となる一方、ナスダック総合は小幅反発した。新年度予算や連邦債務の上限問題に関する与野党協議難航への警戒感、量的金融緩和政策の縮小時期をめぐる不透明感が悪材料となり、NYダウを押し下げた。

 本日の日経平均は朝方、19円安で寄り付き、前場には押し目買いから一時プラスになる場面もあったが、その後は利益確定売りに押され、前引けは57円安だった。

 昼休みのバスケット取引は190億円余りが成立し、「売り買い均衡」(大手証券)と伝えられた。また、日本に遅れて始まったアジア市場は、高安マチマチの展開。後場の日経平均は前引けよりやや下げ渋って始まり、その後、さらに下げ幅を縮小。ただ、大引けにかけては利益確定売りから再び下げ幅を拡大し、本日の安値となる112円安で取引を終えた。

 東証33業種別では、7業種が上昇し、26業種が下落。上昇率トップは化学で、以下、海運、電気・ガス、銀行、鉱業、輸送用機器、陸運の順。一方、下落率トップは鉄鋼で、これに非鉄金属、機械、空運、不動産、建設などが続いた。東証1部全体の35.5%に当たる623銘柄が値上がりし、値下がりは58.6%に当たる1029銘柄、変わらずは102銘柄だった。

 個別では、米アプライドマテリアルズとの経営統合を発表した東京エレクトロンや、同社子会社の東京エレクトロンデバイスが買われた。また、本日は9月末配当の権利付き最終売買日であり、KDDIやシスメックスが買われるなど、配当取りの動きも見られた。一方、エーアンドエーマテリアルやエンプラス、日本コンベヤが大きく下げ、大成建設、鹿島などの建設株やNTTデータ、ファーストリテイリングも売られた。

 明日は配当権利落ち日で、実質10月相場入りとなる。当面は、引き続き米国の財政・金融問題や、10月1日の日銀短観発表などが注目材料となりそうだ。

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