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【株式・大引け】日経平均は先物主導の売りに押され、3日ぶり小幅反落

 24日の東京株式市場は、先物市場に小口の売りが入ったことが現物株の売りを誘う形となって、3日ぶりに反落した。日経平均株価は前日比47円23銭値下がりの1万4731円28銭、TOPIXは同2.80ポイント安い1219.92で引けた、東証1部の出来高概算は21億1807万株、売買代金は2兆0098億円。売買代金は、辛うじて2兆円台を維持した。

 昼休みのバスケット取引は「売り買い均衡」だったもよう。東京市場に遅れて始まったアジア市場も総じて軟調で、インド、ハンセン(香港)、上海、台湾などが安い。後場寄り後は若干値を戻したが、引き続きボックス相場で、前日終値を上回ることはなかった。

 「5月下旬までの上昇相場では、材料が出ればどんな銘柄でも買いに入る勢いがあったが、足元では材料の中身を吟味し、質が良い材料だと判断された場合のみ買っている印象」(大手証券)。昨日発表のアップル決算が想定よりよかったことから、東京市場への波及も期待されたが、ツレ高したのは電子部品株くらいで、相場全体への影響は限定的だったようだ。

 業種別に見ると、東証33業種のうち値上がりは9業種、値下がりは24業種だった。値上がり率トップはその他金融のプラス1.23%、次いで保険(1.22%)、情報・通信業(0.88%)が続いた。一方、値下がり率トップは海運のマイナス1.37%、以下、建設(1.15%)、医薬品(1.06%)、化学(0.94%)が続いた。東証1部の値上がり銘柄数は734銘柄(全体の42%)、値下がりは873銘柄(同50%)、変わらずが146銘柄。値上がり率ベスト3はエス・サイエンス、日本写真印刷、ザッパラス。値下がり率では、キムラタン、子会社カネボウ化粧品の商品回収が嫌気された花王、KLabの順。

 明日以降も銘柄ごとの株価動向が全体相場に影響を与える展開が続きそう。3月期決算企業の第1四半期決算発表の内容も注目材料だ。市場関係者からは、「25日は大阪の天神祭が開催されるが、相場格言にはこの時期に相場が底を打つ『天神底』という言葉がある」との声も出たが、アノマリー(合理的に説明できない市場の変化)に期待せざるをえない不透明な様相が続きそうだ。

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