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【株式・大引け】日経平均3日続伸だが、終盤急速に上昇幅縮め9400円台奪回ならず

 3連休明け26日の東京株式市場は3日続伸。大引けの日経平均株価は先週終値比22円14銭高の9388円94銭、TOPIXは同3.07ポイント高の779.50となった。取引終盤にかけて急速に上げ幅を縮め、日経平均終値での9400円奪回はならなかった。東証1部の出来高は概算で21億5279万株、売買代金は1兆3080億円となった。前場は商いが膨らんだが、後場は売買エネルギーの強さにやや一服感が見られた。

 

 先週末の米国NYダウは172ドル高となりほぼ半月ぶりに1万3000ドル台を奪回した。欧州主要国の株式もドイツの経済指標が予想に反して良かったことから軒並み上昇で引けた。朝方に円が対ドル、ユーロで安くなったこともあって、日経平均は100円近い大幅高で寄り付き、一時は121円高まで値を上げる場面もあった。前引けにかけては円安一服もあり利益確定売りが出て、上昇幅を縮めて58円高の9425円で引けた。

 昼のバスケット取引は392億円が成立し「やや買い決め優勢」と伝えられた。東京市場の後場寄りは前引けより3円程度高い水準でスタート。後場のアジア株はマチマチ。14時03分には78円高の9445円まで値を上げる場面もあったが、終盤大引けに向かっては月末接近で利益確定を狙った売りに押されて急速に値を下げ、結局22円高と小幅高まで戻されて終えた。

 業種別では東証33業種のうち上昇は24業種で、9業種が下落した。上昇業種では電気・ガスの3.13%を筆頭に、1.56%の鉄鋼、1.38%の証券が上位を占めた。下落では石油、不動産が1.5%を超えるマイナスとなった。

 東証1部の値上がり銘柄数は全体の58%にあたる987と優勢だった。値下がり銘柄数は同33%の564、変わらずは140銘柄だった。個別にはトヨタ、日産、ホンダなど自動車を中心に輸出大型株が上げた。好材料が出たルネサス、ニプロなども大きく値を飛ばした。下げではトーセイやアイロムホールディングスなどが目立った。

 明日以降も為替の動きは注目材料だ。ここ最近の急上昇に伴い高値警戒感が強まる中、高値での利益確定売りを吸収するだけの市場エネルギーの持続があるか、具体的には外国投資家の出動など高水準の商いが続くかどうか、にも注目が集まる。

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