市場経済ニュース

【株式・前引け】米株安、円安一服で利益確定売りの動き広がり、日経平均は2日続落、9100円を割り込む

 22日午前の東京株式市場は、日経平均株価が前日終値比78円89銭安の9078円03銭と2日続落、TOPIXも同6.22ポイント安の759.04と反落し、前引けを迎えた。前日の米株安を受け、円安一服もあり利益確定の売りが目立った。前場段階における東証1部の出来高は概算で6億1550万株、売買代金は3568億円と「超」のつく低調ぶりだった。

 前日の米国株は2日続落。NYダウは欧州の株高、欧州中央銀行(ECB)による重債務国の国債買い入れ観測から一時リーマン後高値をつけるまで上昇したものの、過熱感から上値警戒感が生まれ、利益確定機運も高まって下落に転じ、68ドル06セント安の1万3203ドル58セントで引けた。また、ハイテク株の多いナスダック総合指数は同8.95ポイント安の3067.26だった。

 これを受けた本日の東京市場では、朝方の外資系証券経由の売買注文が、売り1310万株に対して買い1290万株で、差し引き20万株とわずかながら売り越し。日経平均は米株安を受けて6円安で寄りつき、9時07分には6円高まで上昇する局面もあったが、為替の円安基調の一服や、先物で小口の売りが出たことで再び下げに転じ、10時40分には81円安の9075円まで下げた。そのまま、安値圏で推移し前日終値を下回る水準のままで午前の取引を終えた。

 前引け段階における東証1部の値上がり銘柄数は286(全体の17.2%)、値下がりは1204(同72.7%)、残り165が変わらずだった。東証33業種で上昇しているのは医薬品のみで、32業種が下落した。騰落率ワーストは紙・パルプ(下落率2.42%)で、鉄鋼、保険が2%台の下落でこれに続いた。

 後場も先物の動きに振り回されそうだが、為替とアジア市場の動きが注目される。

ページトップ