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【株式・前引け】先週末の欧米株高受け、日経平均は大幅反発し8700円台を回復

 週明け6日の東京株式市場の前場は、前週末の海外株が大幅高だったことや、為替が円安に傾いたことを受けて大幅反発。日経平均株価の前引けは前週末終値比147円23銭高の8702円34銭、TOPIXは同9.99ポイント高の733.93とそろって大幅反発した。ただ、東証1部の出来高は概算で7億2810万株、売買代金は3900億円と市場エネルギーは盛り上がりに欠ける。

 前週末の海外市場は、7月の米国雇用統計が市場予想を上回ったことから、米国景気への後退懸念が和らぎ、NYダウなど主要3指標はそろって5日ぶり大幅反発となり、NYダウは217ドル高の1万3096ドルと5月3日以来の高値水準。S&P500も同日以来、ナスダック総合は7月8日以来の高値水準だった。欧州債務問題への過度の警戒感が後退した欧州市場も軒並み大幅高で、これも米国株相場を下支えした。

 また、為替も対ユーロ中心に円安に傾いた。寄り付き前の外国証券(9社ベース)経由の売買動向は売りが1490万株に対して、買いが1200万株で、差し引き290万株の3営業日連続売り越しだったが、金額的には欧州、米国とも買い越しと伝えられた。

 

 これらを受けて、日経平均は128円高の8683円で寄り付いた。直後に、121円高まで上げ渋る場面もあったが、その後小口の買いが輸出関連など幅広い銘柄に断続的に入ると、上げ幅を広げ、176円高の8732円まで付けた。前引けにかけてはやや伸び悩んだが、8700円台を回復して取引を終了した。

 業種別では、東証33業種中、上げたのは32業種で、鉱業の4.61%上昇を先頭に証券、非鉄、電気機械、輸送用機器、精密、ガラス、保険、海運が2%台の上げで続いた。下げたのは空運1業種で0.02%の下げ。

 東証1部の値上がり銘柄数は全体の66.5%を占める1098銘柄。下げたのは23.2%に当たる383銘柄、変わらずは165銘柄。個別では、業績好調のコールセンター大手・もしもしホットラインが買われ、ルックも高い。12年の世界生産台数を1000万台超に上方修正したトヨタやブリヂストン、キヤノン、ニコン、ファナックも上げた。一方で、今期赤字予想に業績が暗転した大平洋金属が売られ、ハリマ化成も下げた。シャープは下げが続く。

 後場に向けては、為替やアジア市場の動向が注目される。

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