きょうの動意株

日電硝は今度は中国CRT事業撤退を素直に売り続落

5214 日本電気硝子 株価チャート

 日本電気硝子(5214)は、85円安の28250円と3営業日続落となっている。前週末に中国でのブラウン管(CRT)用ガラス合弁事業解消に伴い2006年3月期純利益の下方修正を発表したが、前週末の米国株価が急落したこともあり、2004年8月の米国子会社のCRT生産停止以来相次いだ同事業撤退で高まったリストラ人気、薄型パネル(FPD)移行人気は不発となり売り先行となっている。同社のCRT生産の停止は、米国のあと昨年9月に国内、同12月までに欧州でも事業整理を進め、アジア地域に集約してきた。このアジア地域のうち1997年7月に同社が41%出資して設立した中国の合弁会社・石家荘宝石電気硝子有限公司(河北省石家荘市)から撤退、同社持分権を合弁相手方に譲渡、合弁解消損失額が約100億円、中国・福建子会社への貸付金の貸倒引当金(単独決算で約40億円)をそれぞれ計上することから3月純利益を下方修正した。純利益は、期初の230億円予想が相次ぐCRT事業撤退などで修正され、今年1月に90億円と予想されたが、それをさらに55億円減額して35億円(前期比70%減)とした。株価は、このCRT事業撤退とFPD事業強化による業績増額が交錯して今年1月に上場来高値3360円まで買われ、高値調整となっている。下値固めから再度のリストラ人気の高まりを待つ展開が予想される。

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日電硝 (5214)

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