きょうの動意株

北越紙は王子紙の敵対的TOB前倒し受けTOB価格クリア

3865 北越紀州製紙 株価チャート

 北越製紙(3865)は、46円高の830円と3営業日ぶりに急反発し東証1部値上がり率順位の第5位に躍り出てている。前日に王子製紙(3861)が、同社株式の株式公開買い付け(TOB)の前倒し実施に踏み切ると発表、株式争奪戦の思惑再燃からTOB価格800円を一気に上抜いている。王子紙は、7月23日に北越紙が三菱商事を割当先とする第3者割当増資と業務提携を条件に8月中旬に860円でTOBをすると発表する一方、北越紙や三菱商と経営統合についてトップ会談を続けてきた。しかし、両社は説得に応じず撤回しないことを明確にしたことから、北越紙の株主に直接判断を仰ぐとして前倒しのTOBに踏み切った。8月2日から9月4日までの34日間を買い付け期間に、1億81万8239株を買い付け、TOB後の所有割合は50.0004%となる。TOB価格は、北越紙が予定している第3者割当増資の影響を勘案して800円に引き下げたが、増資撤回の場合は860円に戻すとしている。北越紙の株価は、TOB提案を受けて7月24日に735円とストップ高したが、結局TOB価格は未達、830円が上値限界となった。本格的な敵対的TOBの株価押し上げ効果は、北越紙サイドの買収防衛策次第となり動向が注目される。

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北越紀州紙 (3865)

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