きょうの動意株

三共理化学は小動きも新生産ライン着工、上ぶれ業績に見直し余地

 三共理化学(5383・JQ)は、4営業日ぶりに商いが成立し11月30日終値に対して変わらずの1165円と小動きが続いている。品薄、値付き難が投資のネックとなっているが、11月22日に期初予想を上ぶれた2006年9月期決算を発表、前11月29日開催の決算説明会では「投資総額10億円の新ラインを来年1月に着工する」(須藤進社長)ことを明らかにするなど、好業績・好実態は継続しており、逆に下値妙味は拡大している。同社の中間期業績は、期初予想を上ぶれ前年同期比6%増収、16%経常増益、10%純益増益で着地した。期初に策定した今期の5つの取組が、すべて超過達成となり国内のIT・自動車向けの研磨材拡販、リペア関連分野の新製品投入、コンシューマ商品の生協、牛乳石鹸向けOEM拡販、中国など東南アジアや北米向け輸出拡大などが寄与した。通期業績は、下期にまだ不確定材料があるとして期初予想を据え置き、売り上げ150億円(前期比4%増)、経常利益11億3000万円(同5%増)、純利益6億4000万円(同3%減)を予想、純利益は前期計上の投資有価証券売却益の減少や生産設備リニューアルによる除却損などから小幅減益となる。なお新生産ライン建設は、設備機能・内容を慎重に検討して着工時期が若干ズレ込んでいるが、竣工後の生産能力は10%アップするとしている。株価は、PERは10倍台、PBRは0.6倍と割り負けており、大幅に上値訂正余地がある。

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