きょうの動意株

王子製紙は6日続伸も株価水準は敵対的TOB以前に里帰り

3861 王子ホールディングス 株価チャート

 王子製紙(3861)は、2円高の634円と小幅ながら6営業日続伸となっている。同社は、今年最も注目を集めた企業の1社で、7月23日に同業他社の北越製紙(3865)に敵対的企業買収(TOB・株式公開買い付け)を仕掛けて度肝を抜いた。株価は、これに反応して約100円高、728円高値まで買われたが、結局、元の水準まで里帰りした。TOBが失敗に終わったことが、失望された。同業他社が反対を表明し、日本製紙グループ本社(3893)が「白馬の騎士」として登場したためで、敵対的M&Aは日本の経営風土には時期尚早として8月末にTOBを断念した。ただこのM&Aを契機にTOB、MBO(経営陣による株式公開買い付け)は、堰を切ったように急増し日常茶飯事化し、レコフ調べでも2006年は前年比約3割増の15兆円と1999年以来の高水準となった。来年は、外資による日本企業のM&A、「三角合併」が解禁されるだけに、敵対的・友好的を問わずM&Aは、株式市場にとってますます大きなテーマとして浮上することになる。

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