きょうの動意株

ニッセンはAP向けに第三者割当増資も売り先行し急反落

 ニッセン(8248)は前場、58円安の810円まで売られ5営業日ぶりに急反落した。17日に投資会社のアドバンテッジパートナーズ有限責任事業組合(AP)が運営するファンドを引受先として第三者割当増資を実施すると発表したが、企業再生期待より希薄化懸念が先行し一時は発行価額を覗く展開となった。第三者割当増資は、911万株の新株式を780円で割り当て、調達資金71億580万円はM&Aの推進、事業構造改革に活用するとしている。この増資によりAPの株式保有比率は、14.4%に高まり筆頭株主になり、社外取締役1名、経営顧問1名を派遣する。増資後にニッセン、AP両社から選出されたメンバーで構成する「ニッセンバリューアップ委員会(仮称)」を発足させ経営改革、企業価値向上を加速させる追加アクションプランの検討に着手する。同社は、通販事業の不振とグループのクレジット子会社の利息返還損失などから業績が急悪化、希望退職者を募集するなど経営再建を進めている。株価は、この悪材料が響き昨年12月に652円安値まで突っ込み、12月27日に発表した2006年12月期業績の上方修正などを手掛かり材料に200円幅の急反発となっていた。今後はダイエー、カネボウなどで企業再生実績のあるAPとの提携効果を試す株価展開が続くことになる。

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