きょうの動意株

日興CGは不正会計の損害賠償請求も上場廃止観測強まり売り気配

 日興コーディアルグループ(8603)は、寄り付きから売り気配を切り下げ60円安の1287円売り気配と急続落している。前日に関東財務局に不正会計処理に関する訂正有価証券報告書を提出するとともに、同訂正に関与した同社役員の責任追及、損害賠償請求訴訟の提起を発表したが、大詰めを迎えている同社の上場問題で上場廃止観測が強まったことから前日の米国株価の急落も響き売り先行となっている。上場問題に関しては、すでに2月26日に米シティグループの資本支援、みずほファイナンシャルグループとの株式争奪戦が伝えられ、150円高したばかりであり、「上場廃止に向け最終調整」と伝えられるなか東証、金融庁などの今後の対応が焦点となってくる。訂正報告書は、EB債の発行日を偽った違法取引や連結決算から外したNPIホールディングなどを連結化して、半期報告書も加え2005年3月期、2006年3月期連結財務書を修正したが、決算数字は前回2月1日修正時と同じだった。監査意見は、あらた監査法人の監査報告書を添付、いずれも無限定の適正(有用)意見となっている。一方、責任追及は、2月1日に設置した責任追及委員会の答申により辞任した有村純一社長など元役員3人に総額約31億円の損害賠償、金子昌資元会長に3億円の私財提供の各請求、元役員7人に金銭賞与合計1億640万円、株式報酬型ストップオプションの返還の要請を行った。責任追及により不正会計事件が、組織ぐるみと認定されず上場廃止を免れるか、株価にも大きく影響することになる。

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