きょうの動意株

富山化は大幅赤字転落の業績下方修正を売り続急落

 富山化学工業(4518)は、寄り付きから売り気配を切り下げ70円安の700円と続急落している。この日に熊本県で野生のクマタカから鳥インフルエンザを検出したと伝えられたが反応はなく、前週末に発表した今3月期業績の下方修正、大幅赤字転落が売り材料となっている。同社の今期業績は、売り上げが期初予想を99億円、経常利益が70億円、純利益が79億円それぞれ下回り、純利益は76億円の赤字(前期は4億5300万円の黒字)と急悪化する。国内医療用医薬品が、昨年4月の薬価基準引き下げや後発品上市の影響で落ち込み、下期予定の海外向けT-3811原薬供給と、交渉中の開発導出のライセンス契約、技術料収入の次期ズレ込みが重なり下方修正となった。同社の株価は、これまでもこの技術料収入を巡って何度も乱高下し、昨年4月高値1401円から10月に513円安値まで突っ込んでいる。この安値から、鳥インフルエンザワクチンの米臨床開始などを材料に993円まで買い上げられており、業績減額で改めて足元の業績を売り直す動きとなった。信用取組は売り買いが拮抗して好需給となっており、株価の振幅をさらに加速する要因となりそうだ。

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