きょうの動意株

エルピーダは4Q減益と通期大幅黒字転換の評価分かれ続落

 エルピーダメモリ(6665)は、寄り付きの70円高から90円安の4910円と売り買いが交錯し続落となっている。前日に2007年3月期の業績見通しを発表、第4四半期(4Q)業績が、パソコン向けDRAM価格急落が響き、前第3四半期(3Q)実績を下回ったことと、通期業績は前々期の赤字から大幅黒字転換することの評価が相半ばし方向感を探る展開となっている。同社の業績予想は、先行きの見通しは公表せず、四半期ベースの業績実績を即報する開示体制をとっている。2007年3月期は、第3四半期まで連続して過去最高を更新、4Qも出荷ビット成長率は3Q業績発表時の約20%を上回る約40%となったが、DRAM価格急落で3Q比減益となった。ただ通期業績については、3Qまでの黒字拡大・積み上げが寄与し売り上げ4900億円(前々期比2.0倍)、経常利益630億円(前々期は30億7600万円の赤字)、純利益530億円(同47億8000万円の赤字)と大幅黒字転換、大幅な過去最高更新となる。2008年3月期も、DRAM価格は低水準推移を予想しているが、70ナノメートル・プロセスを使用する生産比率を拡大してコスト低減を進め業績を改善させるとしている。株価は、公募・株式売り出しなどの希薄化・需給悪化懸念をハネ返し昨年末に上場来高値6660円まで買い進まれ、2000円幅の調整となった。これから本格化する米国主要企業の決算発表の動向が、株価の方向を決めそうだ。

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