きょうの動意株

コスモ石は業績上方修正で原油価格続落を押し返し小反発

 コスモ石油(5007)は、6円高の500円と小反発し500円台固めに煮詰まり感をみせている。前日に今度は2007年3月期業績の上方修正を発表、17日の米国市場で原油先物(WTI)価格が、0.51ドル安の1バーレル=63.10ドルと3日続落したことを押し返し下値での割安株買いを刺激している。同社の3月期業績は、9月中間期を2回上方修正したあと、11月には通期業績を上方修正したが、今年2月の第3四半期決算発表時には逆に下方修正と方向感の定まらない業績修正となった。いずれも原油価格の高騰・下落に伴いたな卸資産の総平均法による在庫評価で売上原価が上がるか下がるかによる影響が上ぶれ・下ぶれ要因となった。今回は原油価格が2月の想定に比較して高騰したことから上方修正となるもので、売り上げは2月修正値より100億円ダウンするが、経常利益は120億円、純利益は80億円各アップし、純利益は250億円(前々期比59%減)と減益率を縮小する。株価は、業績動向そのものよりも原油価格の変動に伴い動意付く傾向を強めており、なおイラン・イラクなどの中東の地政学リスクで原油価格に波乱展開が観測されるなか、1株純資産そこそこの低位値ごろが思惑を高める展開もありそうだ。

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