きょうの動意株

花王は今期も減益予想で市場コンセンサス下回り急続落

4452 花王 株価チャート

 花王(4452)は、160円安の3230円と急続落して始まっている。前日に主力株の先陣を切って3月期決算を発表、前期に続き今期も小幅減益を予想したことから市場コンセンサスを下回るとして売り先行となっている。同社の前期業績は、昨年10月に小幅下方修正されたが、この修正値を上ぶれ前々期比26%増収、1%経常減益、0.9%純益減益で着地した。モルトン・ブラウン社やカネボウ化粧品のグループ化と国内の高付加価値商品の拡大、アジアの家庭用製品の回復などが重なり売り上げが拡大したが、原材料価格の上昇、カネボウ化粧品関連の費用負担、販売数量増に伴う荷造発送費や新製品の購買促進費の拡大などが重なり減益となった。今期は、ヘアケア、スキンケア、化粧品を含めたビューティケア、さらに機能性食品などを拡販、売り上げは続伸を見込んでいるが、ビューティケア事業での積極的な店舗展開活動や原材料上昇・有利子負債の金利負担などが響き経常利益は1110億円(前期比7%減)、純利益は660億円(同6%減)の減益を予想している。株価は、カネボウ化粧品買収で連続経常利益が24期で途切れた悪材料を織り込み下値を切り上げてきた。ただ、今期業績について市場では、純利益750億円と回復を予想していただけに失望感が働いており、再度の下値確認場面が避けられない。

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