きょうの動意株

ライオンはマレーシアの新洗剤工場建設を評価し一時続伸

4912 ライオン 株価チャート

 ライオン(4912)は前場、一時10円高の667円と続伸したが引けは1円安と伸び悩んだ。31日にマレーシアでパーム油を原料とする植物由来の界面活性剤「MES(アルファスルホ脂肪酸メチルエステル塩)」を製造販売する子会社を設立すると発表、環境関連人気とこのところ価格が上昇しているパーム油関連の資源人気が相乗し下値買いを誘った。新会社は、資本金9000万マレーシアドル(約31億5000万円)で設立され、年産10万トンの新工場建設に着手、今年12月から第1期生産能力2万5000トンで生産を開始する。第1期設備投資額は43億円、最終的には100億円を予定している。MESは、植物由来の原料のため環境負荷が小さく再生も可能であり、洗剤の洗浄力が硬水中でも低下しないため、循環型社会の実現へ向け世界の洗剤の標準規格にすることを狙っている。なお、年産10万トンは、洗浄成分の量としては日本の年間衣料用洗剤需要の約1.5倍となる。株価は、独化学大手ヘンケル社の株式売却や今12月期の4.1倍経常増益などの業績回復を評価し昨年11月安値515円から200円高して上昇幅の3分の1押し水準を固めている。投資採算的には割高だが、株不足となる信用好需給などが押し上げ効果を発揮しよう。

記事中の会社を詳しく見る

ライオン (4912)

ページトップ