きょうの動意株

天竜製鋸はTOB反対表明で思惑高まり小反発

5945 天龍製鋸 株価チャート

 天竜製鋸(5945・JQ)は、10円高の4930円と3日ぶりに小反発している。同社は、5月24日に同社株式9.04%を保有する米系投資ファンドのスティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンド(オフショア)、エル・ビー(SPJ)が株式公開買い付け(TOB)を開始したことを受け、これに対する同社意見の表明を留保してきたが、前日13日に反対を表明するとともに、買収防衛策を定時株主総会に付議することを発表、敵対的買収に発展するとの思惑から打診買いされている。反対表明は、両社間の質問書、回答書のやりとりのなかでSPJの資金の拠出者、利益の帰属先やTOB価格の算定根拠、TOB後の経営方針、少数株主の利益確保方法などの情報開示が十分でなく企業価値、株主利益を毀損する可能性があることを根拠にしている。買収防衛策は、株主に新株予約権を無償交付することなどを内容としているが、今回のTOBは適用対象にはしないとしている。株価は、24日のTOB開始とともにTOB価格4945円を上回り5170円まで急伸した。同様に6月7日にSPJのTOBに反対表明、買収防衛策導入を発表したブルドックソース(2804・東2)では、株価はやや弱含みで展開、今後、防衛策差し止めが司法判断されることになり、攻防激化が思惑を高める。

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天竜鋸 (5945)

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